HIMEROU★YA リニューアルオープンしました

長らくお休みでした、姫川明輝Officialオンラインショップ〈HIMEROU★YA〉が、

リニューアルオープンいたしました!

 

 

 

新刊「ユアナと銀の月」完全版や、現在連載中の漫画「THE WILD LEG」の新グッズ、再版グッズ、

オイヌTシャツ、などなど、新商品大量投入でお待ちしております。

 

 

THE WILD LEGのNEWTシャツ。

やっぱり黒はカッコイイ☆

大人気のZAHA Tシャツも再版しました。

 

昨年からイベントで頒布はしておりました〈-OINU-〉オイヌTシャツ。

ようやく通販して頂けるようになりました。

 

 

「竜は黄昏の夢をみる」の人狼キャラクター、白狼(ハクロウ)のブランケットです。

 

 

 

4/1に那須で始まった〈プロジェクト9b〉のグッズが登場です。

9匹のキツネたちのアクリルキーホルダー。

可愛いです…アクリルものっていいなと改めて…*

 

本も扱っています。

「GLIDING REKI」のイラストブック。

 

[Animal Illustrations]

再版しました!

 

LOBO缶バッジ、THE WILD LEGのスペシャル缶バッジも扱っています。

 

先日の再オープンでは今までにないたくさんのご注文をいただき、スタッフ一同うれしい悲鳴を上げております。

本当にありがとうございます。

ただいま毎日せっせと出荷作業中です。

 

オンラインショップはTwitterのアカウントとブログもありますので、新情報などをぜひこちらでチェックしてくださいませ。

 

〈HIMEROU★YA〉Twitter

@HIMEROU_YA

古参の店長が時にゆるく、時に元気につぶやいてます。

お気軽にフォローしてください。

 

〈ヒメカワアキラSHOP HIMEROU★YAブログ〉

http://kemonoproject.himekawa-artpro.com

新人のかほちゃんが超!フレッシュにお届けしています。

まだまだつたないところもありますが、

それをしてもあまりある、フレッシュ感☆☆

 

どちらも可愛がってやってくださいませ***

 

 

 

cetegory : NEWS/発売情報 ✤ - ✤ - ✤ -
2018年05月05日(土) 11:00 by Akira Himekawa [ Edit ]

「ユアナと銀の月」完全版

「ユアナと銀の月」の完全版が出来ました!

オフィシャルオンラインSHOP〈HIMEROU★YA〉で通販受付中です。

 

 

かなり以前に1話ごとに同人誌として刷ったことがありましたが、

この度全てのお話を一冊にまとめた完全版を作りました。

262ページ、オールフルカラー A5

単行本仕様ですが、自費出版です。

先日、5/5COMITIA124にて初お披露目となりました。

 

 

「ユアナ」は2003年より2005年にかけて朝日小学生新聞にてデイリー及びウィークリーで連載させて頂いた、

アメリカンインディアンの少年が主人公の作品です。

 

2000年頃からネイティブな世界、文化をモチーフに「Native Moon」という作品世界を少しずつ描き溜めていました。

その時にはもっと自分の等身大に近いもので、主人公のユアナは青年。戦いを嫌う優しい心の持ち主で精霊の声を聴き、愛馬とともに大自然とスピリットの世界を旅する…

動物、自然をこよなく愛しずっと創作活動をさせて頂いてますが、インディアン文化は中でも特に思い入れが深く…2002、2003年に続けて北米モンタナ州を訪れる機会を得、彼らのネイション、大地に浸る素晴らしい旅でしたが、「ユアナと銀の月」はその頃に描いた作品です。

 

発表の場所が小学生新聞になりましたので、必然的に主人公はぐっと年齢が下がり、ユアナが初めて精霊の世界に触れた頃を描くものとなりました。

 

対象読者が小学一年生から小学六年生という幅広い年齢であった事もありましたが、子どもたちの感性を信じ、内容はまだ理解出来なくとも成長して行く過程で理解をしていくだろうと考えたり、そして絵柄は興味を引きやすいよう丸い絵を心がけたり、特にこの頃は動物の人気が下火になっていた時代で、ペット以外の動物の魅力を伝えようと試行錯誤を繰り返しながら、子どもを育てる愛情の気持ちを忘れず私達も楽しんで描かせて頂きました。今見返すと不器用さが目につく所も多々ありますが、大目に見て頂けますと幸いです^^;。


おかげさまで自我がまだ確立する前の彼らにも、こうした異文化に対しての違和感も無くすんなり受け止めてもらえ嬉しい反応も沢山頂けました。

新聞連載だった事もあり、単行本化される事も無く、当時の子ども達の心の中の記憶にしか残っていない作品ですが、彼らは大人になり今も憶えていてくれる人達もいます。

 

フルカラーの漫画で毎日3ページのデイリー連載は、まれにみるスリリングな状況で書かせて頂きましたが、連載途中でイラン・イラク戦争が始まって編集部に緊張が走ったりした事もありました。新聞はこれが常で現場のライブ感は普段の雑誌連載漫画とは違った貴重な体験だったと思います。

 

今は出版不況が叫ばれて久しい状況ですが、それを抜きにしてもカラー漫画の単行本化はコストがかかり実現はよほど売れる見込みがない限り難しい状況です。そこで私達は自作の単行本になっていない作品の本化を始める事に致しました。

 

現在は電子化する事で手軽に復刻は出来ますが、やはり『紙の時代に描き残し、単行本になる事を意識した作品』はきちんと紙の本にして残してあげたいという思いがあり、何万の電子作品の中で見つけられず、また運良く見つけてもらってもただで読み流されてしまう事に抵抗を感じ、自費で本化する事に致しました。(現在の電子版ならではのブログ漫画等はまた違う扱いにする予定です)

漫画家であれば皆単行本化は一つの夢ではありましたが、たとえそれが叶ったとしても売れなければ一週間、三日で切られてしまう現在の漫画事情。現在はそのリスクがなく又手軽さの観点で電子配信が取って代わっておりますが、今回のユアナのようなどっしりと構えながらゆるやかに創作をし続ける作品を創る事が難しいと最近は感じております。

 

今回自費出版という形で作りましたが、
商業的に求められるものはこれからも勿論出版社さんにお任せで、

こういった新聞、カラー連載などの理由で表に出られなかったり、商業化が難しいけど、自分にとってこだわりのある作品達はこのような形で出していきたいと思っています。

 

昨年は漫画家生活30周年記念という節目もあり、同人誌という感覚ではなく自費出版本という位置付けで

HAPcomics(Himekawa Art Production)

レーベルを立ち上げました。


コスト的にはかなり原価ギリギリの頒布ではありますが、単行本である以上あまり高値にする事に抵抗感がありましたので、自分こだわりでこのレーベルは頑張って参りたいと思います^^;。(イラスト集などはまた別になりますね。適材適所だと思います)


どうぞご愛顧頂けましたら幸いです。

 

 

 

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2018年05月05日(土) 09:00 by Akira Himekawa [ Edit ]

プロジェクト9bスタート!

昨年10月の記者会見でお知らせしていた〈プロジェクト9b〉がいよいよスタートしました。

前記事

 

 

 

プロジェクト9bはJRの観光キャンペーン、栃木デスティニーションキャンペーン(栃木DC)の「那須いろ春旅」の一つで行われます。狐たちのキャラクターを作らせて(描かせて)頂きました。

 

 

春がやって来た那須で九尾の狐から生まれた9匹の狐たちが待ってます!

AR(拡張現実)とモーション動画で那須に残る九尾の狐伝説をモチーフに生まれたキャラクター達が9ヶ所のスポットでお出迎え。動きも加えてボイス付きで楽しく説明してくれます。一緒に記念写真を撮ったりもできますよ^^

9カ所を制覇してキャラクターを集めるとボーナスがもらえるモバイルスタンプラリーでもあります。

 

パンフレット部分。

9bのパンフレットは現在栃木県内のみでの配布になっていると思いますが、pdfのDLが可能になりましたらまたお知らせ致します。

 

↓情報はこちらから

プロジェクト9b公式HP

project9b website English

那須観光協会HP

那須いろ春旅パンフレットpdfはこちら

 

三年前に那須のご縁を頂き、昨年の夏から制作、そしてこの春からスタートです。那須で毎年様々な九尾の狐のプロジェクトが更新されていくと思います。 昨年各スポットで取材を重ね、その場所に合った狐のキャラクターを制作。老若男女バラエティに富むワールドが出来上がったと思います。CVのための声優オーディションも行われました。

説明文、ボイスは日本語、中国語(繁体字) 、英語の3ヶ国語対応です。

 

9bで那須を思い切り遊びまわってくださいね〜!

 

 

 

 

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2018年04月01日(日) 21:51 by Akira Himekawa [ Edit ]

THE WILD LEG新連載

2008年からコミケで地道に発表してた「THE WILD LEG」が商業で新連載になります。

 

 

コミックナタリーさんでニュースになりました。(リンクあり)

 

 

2008年冬発行のvol.1表紙

 

その名もCOMICジンガイというレーベルで連載します。

 

 

現在第一話の冒頭部分が試し読み公開中です!

そろそろ本編全ページ公開になるかな?

 

当時の原稿も使用して物語を再構築します。月刊ペース予定。

 

人外や動物などは商業漫画ではずっと敬遠されて来てほとんど描くことは叶いませんでした。一部の作家がコミケなどで活動を続けて来て、「趣味」「同人誌」でしか描けない時代が相当長く続きました。我々もかなり初期からのそういう一人で、普通(?)の商業誌連載になんとかして動物を差し込んだり、ファンタジーのコミカライズに人外っぽいキャラクターを入れて子供達にそれとなく刷り込みを…イヤイヤ、これは素敵なものなんだよって事を伝えて来ました。社会的な仕事をずっとしながらでしたが。こういうマイナージャンルの受け皿になってくれていたのがコミックマーケットでした。

 

なんとかしてこれを商業にできないかと奮闘をしましたが、

かつて「竜は黄昏の夢をみる」の連載の時も苦労ばかりで、不幸にしてしまったタイトルがいくつもあります。

とにかくそんな長年の地道な活動が実ったのか(?)最近漫画やアニメのどこを見ても動物や人外のキャラクターで溢れています。

ちょっと、どうなってるんですか、出過ぎじゃない!?w  

こんな時代が来るとは、夢にも思っていませんでした。

我々が生きている間は永遠に日陰者だろうなと思ってたジャンルに日が当たることが来ようとは、

 

そんな折にジュリアンパブリッシングさんから新レーベルの立ち上げのメンバーにとお誘いを頂き、まだレーベル名はなかったのですが「LEG」を連載する事になり、いつの間にかレーベル名が「ジンガイ」になってました。

 

長生きはするもので…

とにかく、ここに来るまで漫画家やっててよかったです。

我々もいつまでも地下活動していなくてもよくなりました…^^ノ

 

こういうものはまず自分が楽しんで描かなきゃ、な作品ですので

編集部からも「やりたい放題やってください」と有難くも言っていただいておりますので、趣味全開でやりたいと思います。商業誌なので全年齢ですが、これからどうなるかは、展開次第で…*^^*

 

この「レグ」はかなり前から描いているキャラクターで、初出しは80年代です。

(かなり前一度商業で描いたこともあります)

その後90年代、2000年代と変革しながら描いて来た姫川のかなり根っこに深いキャラです。

ご存知ない方もかなり(いや殆ど;)多いと思いますので、追ってまた記事化できたらと思います。

 

 

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2018年02月10日(土) 11:58 by Akira Himekawa [ Edit ]

ヒウリ本誌Kindle化(その4)

前記事のまた続き

 

自分達が楽しむために「ヒウリ」を始めたので、犲け瓩鮗茲蹐Δ箸倭瓦思っていませんでした。

 

ハイレベル時代で同人誌の世界でも絵のテクニックは高く、細かいトーンワークを駆使したゴージャスな絵が人気の主流でしたので、こんなシンプルで飾り気のまるでない漫画を読みたい人、いるのだろうか?

 

と思ったら、我々と同じような事を考えていた方がいらっしゃったという事なのか…

〈vol.2 コミケレポート〉

 

意外なくらいの読者さんがついて、気を良くして調子に乗った我々は「ヒウリ」を隔月ペースで次々と描きました。同人誌なのに締め切りを作って、商業雑誌みたいに、20号まできっちり隔月ペースを守っていました。

 

特筆すべきは毎回沢山のお便りをいただいた事でした。

「ファンプラザ」を見てくださるとわかりますが、同人誌のシリーズものに、よく毎回、こんなに熱心に似顔絵やお手紙を下さったものだと…、また当時はワープロもありませんでしたから、全部手書き清書。(清書はほとんど明がやっておりました。驚嘆の根性。これが若さというものでしょうか)

ヒウリ世界に、描く方も、読者さんもみんな巻き込んで一緒に楽しんで作った、という、非常に稀な幸せな経験をさせて頂いたのでした。

 

〈vol.20ファンプラザ扉〉

 

〈vol.21ファンプラザ〉

当時と違って個人情報に対する意識が変わりましたので、ご本名で掲載の方はKindle化に当たってお名前をイニシャルに変更させて頂いております。

当時投稿して下さった皆様に改めて、ほんとに有難うございました。

 

 

5号を出した頃にCOMITIAさんからインタビューのオファーを頂きました。

 

COMITIA10の時ですね。

 

ヒウリの狙いを的確にご指摘頂いて嬉しかったです。

当時はとにかく若くて生意気で、失礼な言動が随所に見受けられ大変お恥ずかしいです;

 

 

ピーク時にはコミケで壁配置にしていただいて行列が出来た時もありました。

この辺りの駆け抜け感、登りつめる勢い感が、15〜20号の本誌にあると思います。

 

 

最初は冗談みたいに気楽に描いていましたが、話が乗ってくるとだんだんシリアス度が増して来るのも自然の流れ。

いわゆる、「キャラが勝手に動き出す」現象です。

 

〈vol.15〉

 

〈vol.20〉

 

敵キャラ霧峨の過去話スピンオフ漫画まで創作意欲が発展し、内容がどんどんハードになりました。

そうなると自然に劇画っぽくなって来るんですね…。

「焔は風の名の如く」(こちらも現在Kindleで購入可能です)をきっかけに商業誌に転向したのは、犹嶇梱瓩鮗,離好董璽犬覇阿したい、発展させたくなったからでした。

 

霧峨の少年時代を描いた「焔は風の名の如く」(全3巻)

1991年の夏コミ〜冬コミの間で上・中・下の3冊450ページを描いて発行。冬コミの締め切りは今思い出しても個人的に伝説に残る修羅場でした。

 四日間ほぼ徹夜で最後はもう死ぬかと…(笑;)

 

シンプルな作りの「ヒウリ」本誌とは違って凝った作り。

マット紙でカバー巻き、というのは当時仕様になく印刷屋さんに掛け合って作りました。印刷屋さんも協力的で。こういうサークルからの要望を吸い上げて〇〇フェアという企画が立っていきました。

 

 

一冊一冊カバーを自分たちで手巻きしたのも良い思い出です。

 

 

全巻カラー折り込みポスター入り。

 

「ヒウリ」と「焔は〜」を全巻印刷して下さったプリンプリントさんは今もうないですが、無理難題にも応じて下さり有難うございました…^^  プリンさんなくなって寂しいな…。

 

 

商業誌を始めると当然ですが忙しくなり、本誌の続きは、隔月だったものが21号から半年に一冊、年に一冊になってしまいましたが、1996年になんとかピリオドを打つことが出来た…というのが一連の流れです。

 

たくさんの方が爛劵Ε雖瓩鬚わいがって下さいました。

 

コミケスタッフの今は亡きイワエモンさんも、毎回新刊をスペースに直接買いに来て下さってました。

 

師匠、先輩、友人知人、たくさんの方が絵やトークを寄稿して下さり、今思うと本当に得がたい事で、感謝の思いです。

 

 

最終号を出した時に、コミックマーケット代表(当時)の故・米沢嘉博さんが「ダ・ヴィンチ」で紹介して下さいました。

「同人誌の歴史に残る」と書いて下さり大変恐れ多いですが、光栄です。

 

コミケがなかったら二人ともおそらく今漫画を描き続けてはいないかも知れません。素敵な「場」を、本当に有難うございます。

 

(普通(?)のサークルですが、現在もコミケには毎回参加しています)

 

 

コンビ結成30年記念といえば、やはり「ヒウリ」ということで、この度 本誌をKindle化することにしました。

 

引っ張り出すと30年前の「本」そのものは古いんですけど、こうして電子化すると何故かあまり古く感じない気がするのがなんだか不思議です。

 

30年前の同人誌をなぜ今電子化したのか、分かって頂くにはちょっと説明しないと…と思って書いていたらえらく長くなってしまいました。我々のヒストリーともなってしまいましたが、最後までお読み下さり有難うございますm(_ _)m

 

よろしかったら気軽に「ヒウリ」世界をお楽しみ下さい!

Kindle著者ページ

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2018年01月20日(土) 23:35 by Akira Himekawa [ Edit ]

ヒウリ本誌Kindle化(その3)

前記事の続き

 

なぜ、ヒウリを描いたのか?

描いてしまったのか(大袈裟…w)ですが、

理由として1980年代当時の漫画界への一種のアンチテーゼのようなものがありました。

 

我々は昭和30年代後半の生まれなので手塚治虫先生はじめ今の漫画の始祖を作られた巨匠の先生がたの作品群を、ヨチヨチ歩きの頃から楽しんでまいりました。

 

幼少の頃は親から「漫画ばかり読まず勉強せよ」とみんなが言われたもので、「子供のおやつ」「単なる遊び」「勉強の邪魔」「内容がくだらない」「ウソばっかり描かれてるリアリテイのないもの」と社会的に低く見られていた時代です。(こう羅列すると今では信じられないですね!!でもそうだったんですよ!!)

 

でも漫画が大好きで、超超ワクワクしてどっぷり漫画づけの幼少〜思春期を過ごし、漫画を糾弾する大人や先生が敵で、隠れて読み、大人になったら絶対漫画家になるぞ〜!と心の中で叫んでいた、そんな子供が多かった時代でした。

 

そんな「隠れたるもの」のエネルギーが後にアニメブームの爆発やコミックマーケット創立につながっていきました。

(先ほど「大人や先生が敵」と書きましたが、そんな中で「火の鳥」を教えてくれた塾の先生や、数少ない漫画が好きな大人に懐いてた記憶がありますw。図書室に「カムイ伝」が置かれたのは中学校の時で、とても誇らしかったです)

 

そして漫画家を目指して投稿したりデビューしてみたりコミケに出たりしていたわけですが、

年月が経ち漫画の地位も向上し、

我々がいざ商業誌を目指す頃には漫画は「ハイレベル」時代で、少女漫画も少年漫画も、画力も構成力もかなり高い時代だったと思います。「ちょっと」描けるくらいではとてもプロになれなかった頃です。

それは漫画家たちの創作意欲も勿論ながら、社会への反骨精神や、漫画でもこんなことが出来るんだ、という気骨が生んだものでもありました。一般読者の目もかなり肥えていて厳しかったしハイレベルを歓迎していて、「オタク」が現れる少し前の「マニア」の時代でした。

 

どんどん「すごく」なっていく漫画を読者として楽しみつつも、若かった頃の気持ちとして段々とある種の「息苦しさ」のようなものを感じるようになりました。子供の頃にあんなにワクワクしながら読んでいたのに、面白いし、すごいんだけど、なんか、ちょっと、疲れてきてるような…

 

【ヒウリ時代の話なので、ここから姫川Hは狩鷹明(もしくは 明)、姫川Nは小野ぬい(もしくは ぬい)と表記します】

 

小野ぬいはヒウリの少し前に個人で商業誌デビューしていましたが、時代の空気にならって結構描き込んだ絵をしてました。ムリヤリではなく好きなように描いてたら自然とそうなったのですが、描きたいものをただ叩きつけるだけではなく「ここまで描けないと漫画家になれないのかなぁ…」というような事を考えていた記憶があります。

 

連載を一つ終えて短編を描く時に、狩鷹明に愛知から東京に手伝いに来てもらい、その修羅場中に「合作やりたいね!」という話になり、その原稿が終わって明が東京にいるうちにファストフード店で打ち合わせして内容をだいたい決めてしまいました。

 

〈ヒウリ予告本より〉

 

その頃の明は白土三平先生に激ハマリしておりまして、

その中でも小山春夫さん(当時の赤目プロのお一人)の描線にホレ込んで名古屋の古本屋を巡って白土三平作品は忍者武芸帳の貸本から大量に買い込んで、

「昔の絵なのに古くないんだ、今見ても新しいんだよ!」と温故知新。白土(小山)流のカラーイラストを〈きつね狩り〉で何枚も描いてました。

 

少年マガジン別冊 狩鷹が名古屋の古本屋で購入。

「ワタリ」は赤目プロでの小山さん作画の代表作のひとつ。

 

貸本は厳重に保管してしまったのですぐに取り出せないのですが、

雑誌「少年」の付録まで集めていました。

裏は当時流行の切手。

 

ガロは「カムイ伝」が掲載されている全号。

 

明が当時白土マニアじゃなかったら、ヒウリは忍者ものじゃなかったでしょう。

 

ぬいも幼い頃から「サスケ」のアニメに始まり白土忍者漫画は大大好きでしたので、

ぬいが小学校時代に発売になったKCコミックスの「サスケ」

昭和49年

 

合作は忍者ものにしよう、とすんなり決定。

〈ヒウリ予告本より〉

 

 

昨今のリアル志向で漫画界から消えてしまった親指一つのハムみたいなデフォルメの丸い足を一回漫画で描いてみたい、と実は最初はそんな動機で始まりました。

 

〈ヒウリvol.1より〉

 

描線はできるだけシンプルに、昭和の少年マンガによくあって消えてしまった表現を復活させよう。

設定は凝らなくていい。

ただワクワク読んでいたあの頃のマンガみたいな、

一度はやってみたかった「あんなキャラ」「こんな展開」

今じゃ恥ずかしくてやれないような事を

今でいうと「自分なりの萌え」ですが、そんなことが詰まってる少年忍者漫画にしよう。

 

かような感じで、創作オリジナルとは言っても、ある種の企画色が強い漫画でした。二人とも、元の「自分の絵」は封印して「ヒウリ」という企画を楽しんでいたわけです。

 

 

最初の話し合いで「現代のサッカー少年がタイムスリップして忍者になる」という案も出ましたが、やめました。

 

【「現代」がどっかでつながってないと読者がついてこない】

 

というのは当時の商業漫画のノルマみたいなもので、編集さんからも本当によく言われました。だからSFもファンタジーも時代物も全部、新人漫画家には描かせたくない。ファンタジーは「逃げ」だから、学園ものやスポーツものなどで「実力」と「人気」がついてからだったら描いてもいいよ。そんな風に言われてました。なので、SFファンタジーが描きたくても、我慢して学園漫画やファミリーもの漫画やスポーツ漫画描いて(描かされて)、長〜いこと描いてたらSFに向く画風じゃなくなってしまった…なんて話も聞こえてきました。(もちろん好きで学園もの描いてた方も大勢いたと思います)

 

今回はそういうのは全部なし。

商業誌じゃないんだから好きなように描こう。

 

現代ノルマなんか入れたら「ヒウリ」は本当につまらない漫画になっていたでしょう。考えただけでもつまらなくてゾッとします。本当にやらなくて良かった。

 

当時の思い出を書いていてもう一つ思い出すのが「漫画でアニメっぽい絵は描くな(新人に向けて)」という風潮。アニメを思い出すような絵を描いてると叱られるし、色々と猊塒瓩任靴拭アニメ大好きでしたから「アニメっぽい絵描いて何が悪いの??」と思ってました。90年代になったらそんな風潮は消えてなくなりましたが、当時は若かったし、反発心が結構ありました。

 

「〜でなければならない」ノルマが多い年代だったなーと改めて思います。

 

そんな当時のもろもろの閉塞感が「ヒウリ」の生まれた理由の下敷きとしてあるのですが、この記事の一連はぬい(姫川N)の目線で書かれていますのでまだ半分である事をご了承下さい。明(姫川H)目線の物語もあるとこれまた面白くなると思います。

 

ぬいは商業誌漫画のフラストレーションが爆発しちゃった感じで、ヒウリが楽しすぎまして…

明がちょっと引くくらい夢中になってのめり込んでました;

 

下敷きだけで長くなってしまったので一旦切って…

長くてすみません!!

ヒウリの事を分かっていただこうと思うと、その経緯をご説明しないと意味不明になるので…お時間がある時にお付き合い下されれば幸いです。

 

次回へつづく!

 

 

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2018年01月20日(土) 16:55 by Akira Himekawa [ Edit ]

ヒウリ本誌Kindle化(その2)

「ヒウリ」本誌、最終24号までアップ完了。

Kindleストアで全23冊が販売中となっております。

 

 

これが1987年から始まった、姫川明輝コミケ時代の合作第一号だと前記事でご紹介しました。

 

 

何せ30年前の作品ですから、

内容についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。

よろしければお付き合い下さい。

 

 

表紙を見て「昭和の懐かし漫画みたいな絵だなあ…」と思われる方も多いと思いますが、ヒウリはあえてそれを狙って描いた漫画です。それについては後記事でまた詳しく…まずはお話しから…

 

 

昔々その昔、

仏さまのお使いで 天の営みを操る

ヒウリという不思議なけものがおったそうな。

過去に一人だけそのヒウリの力を授かった男がおり…

 

 

〈vol.1より〉

 

丙賀の里の大頭から

ゲン、葉月、ギンメ、姫丸、忍び狼シジマとテツ

4人と2匹が、ヒウリの謎を解明し、

その力を手に入れよとの命を受けて旅に出ます。

 

 

〈vol.4より〉

 

 

同じようにヒウリを狙う様々な忍者軍団との戦い

 

〈vol.7より〉

 

仲間との友情あり、悲恋あり、宿敵との激闘あり、

 

〈vol.2より〉

 

目にすればするほど謎が深まるヒウリとは、何か?

 

ヒウリ、という名前の出所は、アイヌに伝わる民話に登場する神獣の名前で、本で知り(その本の題名がわからなくなってしまいました、すみません…)それに漢字を自己流で当てたものです。

忍者漫画にする事は決まっていましたが、ファンタジー色も入れたかったので象徴的な神獣のキャラデザ(モデルは当時本田が飼っていたアフガンハウンドのアーサーです)を先に作り、名前を決める段になって本を紐解きました。

先ほど検索してみると、フリカムイがこれに当たると思います。

紹介してあった本には「ヒウリ」とカタカナで書かれていました。

 

ヒは毘沙門天の毘

ウは羽

リは…漢和辞典によると確か「水が流れる」という意味の字なのですが、

この「さんずいへん」に「位」で「リ」という漢字が常用漢字に無いらしく「変換の時に字が出てこない」という事態になり、写植を頼む時も特別に文字を作って頂いたり(今使っているMacでも出てきません)大変なので「ヒウリ」とカタカナ表記にすることが多いです。

 

 

話を戻しますが「ヒウリ」は

基本、1冊で毎回1話完結形式で続き物の長編ストーリーです。

 

本誌一冊に

・漫画1話

・おまけのページ(イラストや、企画ページ、レポ漫画など)

・読者コーナー

・お知らせ、次号予告

という構成になっています。

 

〈4話〉

 

〈20話〉

 

〈vol.1 漫画の後ろに各話の設定ラフやイラストを収録〉

 

〈何かと言うとレポートマンガを描いてました〉

 

〈巻末の読者ページ・ヒウリファンプラザ〉

 

〈vol.4予告・あとがきページ〉

 

〈vol.14の次号予告ページ〉

 

 

当時の創作同人誌では珍しかったと思いますが、

一つの作品を楽しむためのエンタメ色の強い作りになってまして、

同人誌でありながら「雑誌」を目指して作りました。

フトドキにも「商業誌ごっこ」なんて言っておりましたが、

当時の商業誌であまり見られなくなった楽しい昭和のノリをわざと随所に入れています。

 

そして10号作ったくらいでマンガだけをまとめた総集編を作り

 

19号で総集編が4冊

20号以降は自前の総集編は作らなかったのですが、数年前からオフィス漫さんに総集編と残りの本誌をお預けして電子化して頂き、各電子書店で販売中ですので、漫画だけをまとめてお読みになりたい方はこちらをご購入下さい**→ヒウリ全5巻

 

本誌の方は表紙、目次から、企画ページ、奥付、裏表紙まで毎回多彩に絵を描いており、それらは総集編には収録されていません。

 

特に神獣ヒウリは毎回目次や奥付などでバリエーション豊富なイラストが描かれました。

〈vol.20中扉〉

 

〈vol.14目次〉

 

〈vol.17目次〉

 

 

 

 

 

『「ヒウリ」を丸ごと楽しんで頂けるのはやっぱり本誌…!』と毎回力を入れて作っていましたので、もしご興味持って頂けましたら一度お試しを。

謎なノリに引くかもしれませんが…^^;

 

1987年といえば日本はバブル期で、日本人みんなが調子に乗っておりましたね。

同人イベントもどんどん巨大化し、コミケでは大手サークルに数々の伝説?が生まれました。

そんな時代の空気感や、流行っていたアニメもわかったりします。

 

〈vol.14 流行りものはすぐマンガに…〉

 

 

当時、イベントで買っていたけど途中に抜けがあるんだ〜なんて方はぜひ穴埋めして下さい*

 

 

 

次の記事でヒウリを描いた理由や、周囲で頂いた反応などをご紹介します。

 

 

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2018年01月20日(土) 16:05 by Akira Himekawa [ Edit ]

ヒウリ本誌Kindle化!

ヒウリ本誌のVOL.1、2が本日公開中です!(画像にリンクあり)

 

 

私たち姫川明輝は二人組の漫画家ユニットですが、二人で商業誌デビューして姫川明という合作ペンネームするに前には 小野ぬいと狩鷹明の連名で主にコミケで創作同人誌を発表していました(小野ぬいはそれ以前に個人で商業誌デビューしていましたが)


その、アマチュア時代の記念すべき初合作作品が、1987年に始まった忍者漫画の「ヒウリ」です。

 

現在は単行本5巻分の漫画をオフィス漫さんに預けて電子化してkindleをはじめとして様々な電子書店で購入することが出来るのですが、

今年2017年の【30周年の記念企画】で、隔月誌で発行していた各号の「本誌」をスキャンして完全再現で電子化しました。


マンガ1話収録に加えて各話の設定資料や特集、イラストなどのボーナスページ、ファンプラザなど、1冊丸々ヒウリ世界を楽しめる雑誌のようなエンタメ本の作りになっています。

 

これから2号、3号…と次々公開する予定です。

 

80年代バブル時代…同人誌もかなりのバブルに沸いていました。


コミケはTRCから晴海に戻りどんどん巨大化していきました。


その当時の乱痴気騒ぎ的な悪ノリな空気感がそのまま詰まっていて当時を知っている人にはまさにタイムスリップ。


今年テレビではバブル時代が再流行したり、若い人たちにも興味を持たれていますが、今、初めてヒウリを知る方も引き込まれる事うけあい…かも?!?^▽^;

(当時の〈小野ぬい・狩鷹明〉の連盟名義は現在のペンネーム姫川明輝に書き換えています)

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2017年12月30日(土) 23:07 by Akira Himekawa [ Edit ]

プロジェクト9b 始動!

 

 

プロジェクトのシンボルは日本だけではなく世界中で有名な九尾の狐。

その九尾の狐のゆかりある土地那須。

『那須を遊ぶ、語る、楽しむ』を伝え九尾の狐を盛り上げる新企画のアートディレクションを姫川が担う事になり、記者会見が11月6日に那須観光協会で行われました。

 

那須町観光協会の記者会見プレスリリース

 

以前からお世話になっている文星大学の田中誠一先生、2年ほど前に縁を頂いた那須どうぶつ王国の鈴木支配人、そして那須観光協会さんとタッグを組み、様々な九尾の狐の企画やアートを展開してゆく予定です。魅力ある面白い事が出来るよう頑張りたいと思います。2018年4月1日スタート!

 

 

↓ネットニュース

きかたんナビ

日本経済新聞

毎日新聞

 

下野新聞

ご紹介しきれていませんが、取り上げてくださったメディアの皆様有難うございます!!

 

 

九尾の狐をキャラデザインするのは那須ブラーゼンの風狐くんに続いて2度目です。

キツネと言えば、本田が最初に作った創作同人誌グループのタイトルが「きつね狩り」。ひところはきつねのイラストはよく描いておりました。九尾の狐も描いたなあ。今巡り巡ってまた狐さんにご縁をいただくことに。それも九尾の狐のお膝元で歴史が濃いい那須で。

 

九尾狐のメインビジュアルは今年の夏に描いたものですが、このイラストを描いてから一気に皆さんが盛り上がって下さりこの様な流れになりました。一枚の絵の力の可能性を改めて感じました。

 

こちらは、着物の柄と背景をイラストレーター・デザイナーの紅胡(ベニコ(Benicco)さんに作っていただきまして、とても豪奢で風格ある絵に仕上がりました。ベニコさんは今 資生堂のパッケージデザインやイラストやお店の外装や…各方面で引っ張りだこです。大変お忙しい中とてもタイトな(オニの様な、とも言う…^^;;;)スケジュールにも関わらず、ご協力本当に有難うございました。

 

もともと神獣絵描きでもありますのでオイヌ様や龍神もそうですが、とても懐かしく自然に描く事が出来ました(^-^) 懐かしいヒウリ時代を思い出したり。

 

公式HPなどのPRも現在精力的に準備中です。

発表がされましたら随時ご報告してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします***

 

 

 

cetegory : NEWS/発売情報 ✤ - ✤ - ✤ -
2017年11月07日(火) 15:40 by Akira Himekawa [ Edit ]

マイリトルポニー アメコミ日本語版カバー

2012 〜2013年に「ぷっちぐみ」で漫画連載をさせて頂きました「マイリトルポニー」の、アメコミ『フレンドシップ・イズ・マジック クイーンクリサリスの帰還』が日本で翻訳出版され、限定版のカバーを担当させて頂きました!

 

 

東京原宿でハロウィン期間中に開催される<MY LITTLE PONY Colorful HALLOWEEN Party>で、キディランド原宿店さんでこちらの限定版表紙の本が先行販売されるとのことです。

 

詳しいことは翻訳出版を手がけるフェーズシックスさん、

もしくはマイリトルポニー公式さん、

キディランド原宿店さん

豆魚雷さん(高円寺店: 03-33312-3937)、

などにお問い合わせしてみてください。

 

日本で久々の「マイリトルポニー」展開ですね!

 

先日ロサンゼルスAXでもMLPのことがインタビューでの話題になったり、絵を頼まれたりしました^^

日本で言えば「ポケモン」と同じような根強い人気です。

全米(多分世界中)で映画も公開されて、主題歌がFM愛知ラジオで何度か流れたのを耳にしましたが、日本では観られるのかな?

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2017年10月01日(日) 00:20 by Akira Himekawa [ Edit ]