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サンドヒルの雄鹿

シートンのシリーズを漫画化するお仕事が始まりました。

第一弾は、サンドヒルのオジカ。

シートンの本は子供のときの読み物の中では、特に大好きな本でした。
しかし、このサンドヒルは未読だったんですね。

この仕事をやるにあたって、あらためてシートンのこの話を読みました。

短編ではあるのですが、自分にとって人ごとではない事が判明。
以前「ユアナと銀の月」シリーズを描きました。
その中で、フランクというマウンテンマンを描いたのですが・・。

このサンドヒルのオジカの主人公、狩人のヤンが、イメージがあまりにもこのフランクまんまだったのですね。



ユアナのフランクは、自身が元々ネイティブインディアンが好きで、2000年に熱が高まりオールドウエストの世界を追っていた時に、マウンテンマンという存在を知りました。
インディアンと友好を結ぶハンター達だったのですが、彼らになにやら特別な親近感を持ちまして、描いたものでした。


先日昼ご飯にモスへ行き、そこでこの話を読みました。
そこでのちょっと驚きな事がありました。

自分(本田)、今回このサンドヒル〜を読みまして、実は序章読んだだけで、オチやシートンが伝えたかった事を言い当ててしまったんですね。
長野はすでに内容は知っていたのですが、自分はまだで途中読みかけで、「この話はこうで、こういうテーマや哲学を言いたいんだと思う。これは悟りの話だよ。」と長野に自信満々で言い放つ自分がいたのですね。

自分でもなんでこんな事知ってる?みたいな感覚で不思議だったんですが、狩人というのは何やら自分の中で特別なものであり、自然なものであります。
(名前にも狩という字を使ったり、漫画も昔からハンターものが多い)

「女で獲物を追うという感覚の神髄をなんで知ってるんだろう・・山で暮らした事もないし。
でも獲物を追うって感覚知ってる・・・。」

そのとき、
それを聞いていた長野は、なんで読んでいないのに、内容を言えるんだ?みたい顔をしていて、あらためてこの時代のアメリカに何やら、漫画みたいな話ですが、前世なんかに関わっていたのかしらなんてロマンを馳せたりしています。^^

大体シートンのこの物語が、まさしくこの自分達の思い入れの強いこのオールドウエストの時代だったなんて子供の頃は全く知らなかったんですから。

子供の時は単なる「文学」だったのですが、いやいやこれは大人の哲学書ですよ^^。



本日タイミングよく、2002・3年にインディアンの旅に一緒に行った方から、再度お誘いがありました。行きたいなぁ・・。

シートンはこの後「オオカミ王ロボ」も描きますので、その前にアメリカ行けたら最高なんですがね。^^
cetegory : 制作日記 ✤ - ✤ - ✤ -
2010年07月06日(火) 01:02 by Akira Himekawa [ Edit ]