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祝!創刊/はじめまして

 いよいよ「コミックジーン」が創刊しました!
祝!おめでとうございます。
長い眠りから目覚めたみたいですねw

編集部が本当にがんばって作ったので、ぜひみなさんゲットして下さい。
私達はひっそりしてると思いますけど…(^▽^;)

感想、アンケートハガキや 公式サイトに感想用の送信フォームがありますので、
編集部のほうに一言コメントでも送って下さると嬉しいです(^^)
(私達の方に直接送ってもらうよりも助かりますのでヨロシクです***)




さて、こちらキヤくんの没ラフ。
結局一番最初1997年のデザインに落ち着きました。
人型を残す形で。

竜は黄昏の〜」の主人公平澤キヤは大変な顔を持っていて、
タイトルの通り竜になります。


時代というのは不思議なもので
その時々によって見える善し悪しが違うといいましょうか、
時には完全否定される事も、ある日いきなり肯定に変わる。
人の目なんていい加減なもんですw。


これを通したい2000年前半時はとにかく「かわいいキャラ」が主流の時代。
初デザインは1997年ですからかなりシリアスなデザインだったのです。
最近そうした「やりにくかった世界」が(動物なんかも)
ようやく地道な努力が実って環境が出来てやれる事になって来たような気がします。



「竜」というのも実は微妙な呼び名で、いわゆる東洋の龍とも違うし西洋のドラゴンともまた違うのです、実は。

発想の原点は、実は幼い頃に見ていたウルトラ怪獣たちです。

とにかく怪獣が好きでした。
(女子なのに。遊び友達はほとんど男の子でした。)
TVで毎回怪獣がウルトラ兄弟たちにやっつけられるのを見て、

「なんで怪獣っていうだけで嫌われて殺されないといけないんだろう」

地球に来ただけで悪いって決めつけられフルボッコにされて最後は爆発…
小さい子供ながらに疑問を感じてハートを痛めていたような気がします。

物心ついた頃から正義じゃない方に肩入れしていて、
それがこの作品のアイデアのもとです。
(「セルダ」をやった事でその壁は越えましたがw)

だから主人公は怪物。怪獣かもしれない。

でも心はガラスのハートでとても傷つきやすい。
怪獣の姿だからって彼を恐ろしい存在だと決めつける人々に傷付けられる事が多いから
普段は嫌われないように人間の姿をしている。

決して誰も傷付けるつもりはなくとも、しかし運命に翻弄され続けながら友達を捜し続ける優しい怪物少年。
それがキヤです。

アイデアとキャラの設定や造形は1997年の「ルウ・ガル」の連載が終わった直後から描いていましたが、現代版に企画をまとめて、当時「ナスカ」のつながりで角川さんのA-ネクストの編集長(当時)にお見せしたのが2000年で、その頃の体裁は少年漫画でした。

その後色々な所に出していく過程で改良(?)を重ね、
今のキヤとTJのペアに落ち着いたのが2004年です。
(それも最初は敵同士の設定だったのですが。このあたりの流れの紆余曲折はいつか年表作ってお見せします(笑)


某編集部さんでは
「変身ですか…あまり姿が人間から離れると読者が引きますから耳とシッポだけとか、犬になるとかではだめですか?」
と言われる事もありましたが、描きたい動機が動機ですから
主人公はどうしても「怪物」でないとダメなんです。


自分達ではキヤの事は「恐竜少年」と言ってました。
でも絵面的には恐竜ともまたちがうんですよね…。

この設定と物語に興味を持って下さったジーンの編集Kさんと創刊に向けてネームを作り、1話のネームにOKが出たのが去年の12月。
編集長から続きが見たいと言われたのでそのまま続けて、2話と3話のネームを今年の1月に描き上げて正式に連載GOになりました。

描ける事になったよキヤとTJ。
時代が変わったんだなあ。諦めないで良かったというか、諦められなかったんですが(^^;)

これで安心、ではなくこれからが大変ですので、
ずっと描きたかったキャラですから、フェードアウトしないように頑張ります。



キヤ自体一番最初のキャララフは今とかなり違います。
その遍歴はとても一度では紹介しきれないのでおいおいと機会のある時にポコっと昔のラフ画が出て来るかもしれません。

↓こちらは2005年あたり。少年漫画を狙うのはやめて、女子向けにしようと決めた頃。
このころキヤがどんどん女の子化してました。
まだ「男の娘」なんて言葉は無かったですがw



最近また変化して、もう少しやんちゃも入る少年になると思います。

1話のイントロは日本の小島から始まっていますがこれもパターンがいくつかあって、
東アジアの砂漠に住んでたり、ニューギニアのジャングルにいたり。
しかしこのヤクとたわむれるアジアン少年のキヤはお気に入りです。


↓これはこの頃のTJのデザイン。
彼にはこれまた随分試行錯誤をしてます。(未だに;)

なんでしょうかこの絵は(^^;;)
すごい顎はってるし(汗)重力がありすぎる…;
今見るとおっさんすぎると言われても仕方ないよねw。

片足が義足の殺し屋という設定を作ったのも2005年ですが、連載が決まらないと公表が出来ないので…ってこの世界怖いですから(経験上)。 早く出したい気持ちと今は出せない事情でずっとジレンマしていました。

それを思うと「ガル」の連載が終わって以降オリジナルがつながっていないので出すに出せなくて、裏には大量の作品や絵があってもずっとしまい込んでる状態で…。
表で発表しているお仕事は猫目のリンクさんでしたので^^;
私達のイメージは随分詐欺だと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑。

こうしてお披露目が出来ていくのが感慨深いです。
今後ぼちぼち当時のスケッチも出していきますね。

この物語の基本はキヤとTJの愛憎というか関係のドラマが主軸になります。
キヤを受け入れる事を強制されるTJは最初中々素直にはなれない。

男性誌でずっと描いて来た我々は大人の男性を描くとどーしても匂い立ってしまうというか、綺麗になりきれないんですね。しかし男臭すぎると女子向けと離れてしまうし、
年が上すぎて下手をするとほんとに「おじさん」になってしまうので(^^;)
TJを若くするのが一番大変だったかも…w


色んな事を調整しないといけなかったので、1話はまだエンジン全開とはいきませんが、
慣れて来たら筆にも勢いがついて来ると思います。
もっとガシガシっと描きたいですね…(^^)

キヤが囲われる事になる〈イルミネ〉という組織には獣人を狩る罠猟師(トラッパー)仲間がいます。

長くなってしまうのでそれは次の記事に….

cetegory : 竜は黄昏の夢をみる ✤ - ✤ - ✤ -
2011年06月15日(水) 00:22 by Akira Himekawa [ Edit ]