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過激に刺激に

スケジュールなんかに負けるもんかw!


 最近何やらいろんなもののひとつの区切りを感じているブログばかりを上げている気がしますが、そういった事をなんとなく無意識に言うのは次のビジョンが見えているからなのではないかと思うのです^^。。

今年は公私共々本当に一言では言えないいろんな事がありまして…内面えぐったえぐったw。
その時の気持ちの落ち方のこんなにひどい事もそうそう無い感じで。
夏あたりにいろいろお話し聞いてくれた人達は忘れないよ〜。
そのかいもあってかは解りませんが、今はもう迷いは吹っ切れています。
と言うより激烈に吹っ切ったw(一生その台風の日の事は忘れないよ多分)
ロックオン状態ですがそうなると自分達強いですw。


長年多分「何か別のもの」になる事をやってきたのだと思いますが
つい最近「自分」に固定しようと強い意志が固まったというか。
様々な事をやりすぎて何かを見失っていたような…
しかし沢山の事をやってきたからこそ、自分の姿も見えて来たと。


ずっと自分を後回しにしてきて置いて来た者達の救済を始めました。
過激に刺激に。
それは長年さまざまな仕事の中でいろいろ複雑に纏った様々な物を一旦捨てて自分達のカラーを本来の物に戻すというもの。
(キヤの5話はそんな感じで描いたものです。そしたら結局ガルのような世界になったと言う事でしょうか)

実は私達には二つの描き方があります。
きちんと人間のフォルムを真面目に描いて行くもの
もう一つは、デフォルメで描く描き方。
(実は本当はこちらが本命)

ゼルダやブレイブなど版権ものはその元のデザインがあるのでそれを忠実になぞる事が必要です。その決められた中で表現をして行く事で安定した画面を作り出していきます。
それはある種職人的な感じの仕事に近く、あくまでもその対象の作品のファンの人達を満足させていく事が目標となります。
まずは受け手となった先に発信者としてのスパイスをどう入れて行くかを悩み考えます。
その仕事ぶりやクリエイトの能力が問われる事になります。
そしてそれが上手く受け手に人達に伝わった時それが評価されて行く。

しかし実は私達の本来の絵はデフォルメの世界が元なのです。
もともと職人気質より個性が強く過激でアート肌なので
真逆に位置しているのですが、あまり一般に読ませる漫画には適さないので今まで脇に置いてきました。仕事も小学館がメインでしたので描く需要があまりなく…。
というよりもこういった形を戻したらもう版権ものには戻れなくなる気がしていたのですね。

なので好きな人だけ見てくれたらそれでいい、みたいに創作同人誌などで「LEG」等ずっとそういう描き方はやっていますが商業誌にはあまり使わない手法で。
ところが最近、商業誌と同人誌を分けるというその考え方も何やら変なのではないかという気がしてきまして。

もう自分の描き方しかしないという考え方は当たり前すぎるほど当たり前なのですが。



それは「竜〜」を描いていてずっと「何かが違う」と違和感があって
その描き方は商業誌でずっとやって来た実に誠実な形の描き方をしていましたが、どうもやりにい。しっくりこない。
何かがつまらないと思う所があって。
自分が商業誌と同人誌の描き方に線を勝手に引いているだけで別に本来の自由な形で個性を出してもいいんじゃないかと電撃的に気がついたのが先月の事。

もともとジーンのチラシを最初に配られたのを見たのはJガーデンだったので、BLという頭が入って少し大人向きのイメージがありました。
そのイメージでキヤはいいなと思ったのですが、
実際創刊したとき対象年齢はずっと下で少年漫画を目指すという事をあらためて知って、その最初の目標のズレを引っ張る事となりました。

アクションは控えめで良いと考えていて人間ドラマやキャラクタードラマでセッティングしてあったのでどうにもならず。雑誌に載った時の違和感がどうにもイケナイ。

キヤはジーンに掲載される前に少年漫画バージョンや青年誌バージョンBLバージョンなど本当にいろいろ考えてましたから。
はたしてどんなジャンルの漫画に落ち着かせようと周りをいろいろ見渡しても何やらしっくり来ないw。


そんな外を見渡したいろんな商業誌の中での「○○さん風」ではなく、自分の感性のみで描いたLEGを見ていて。

つまりWILD LEGと同じ描き方でいいんじゃないか??

と実に単純な事を気がついた訳でした。

実は自由に遊び感覚でストレートに描いた物で、
そういった自身の中の「針」を極端に吹っ切った自由度はなかなか商業誌では描く機会はありませんが、一方で、個性や特別感が出たらと思ったのです。

ネガティブとか暗いといったマイナスの言葉ではなく
それを突き抜けてしまえばいいじゃん、と。
ただしこれは覚悟がいりますしある程度の上手さが必要な難しい事だと思うので
パワー不足の時はアクションすらやれないのですが、
(実際ここ二年近くはパワーダウンしてましたし)
今又パワーが注入して来ているかんじがあるので、又描けるかなっと。

時々もうアクションは描きたく無いと思うのですが、
最近は開き直って来ていて
「アクション万歳」作家でいこうと。
なんか血みどろ好きなんだな〜w。スマン!



自分はこの世で一人しかいないのだから周りを見渡して自分がいる訳ないのですからw。
「何かになろう」というのは実は本当はものすごく苦手なのです。
日本は「何かになる事」を常に求められる気がしていて今まで頑張って来たのですが、
最近歳取って来たせいかw、化けの皮が剥がれちゃう事が多くww、
長時間普通人の変身が効かなくなってきたような気がするんですね。

これから数年はエキセントリックに。
気楽に一匹狼バンザイでキワモノを極めたいという願いがあります。
(創作の時だけの話です。気心知れた仲間との遊びは大好きよん)


なのでもう自分の描き方しか出来なくなって来たような所もあって、
変な話「もう仕事は出来なくなって来たなぁ…」と最近悩み事が多かったのですが、
考えてみたらようやくそこに着手できる訳なんですよね。
自分の内の開拓はまだまだ味噌がぎっしり詰まっている事にわくわくしてはいるのです。

しかしそれは売れる事と直結しないのかもしれませんが、
これからの開拓の道が見えている事は、アートに生きる自分にはとても幸せなのでした。
実は多分過去一番今が面白い毎日なのかもしれません。
しかし同時に今は過去一番大変でしんどくもあります。





この年末が去ったら漫画も描きたかった「タンデム」を本気に形にしたいなと思ってます〜。
旅がやっぱり好きなんで。
アメリカの写真も整理が済んでいないし。
素敵なネイティブな世界も是非お見せしたい。
文化の香りがどことなく入った作品が好きなんですが、
インディアンもカスターとスーの物語やそういったオールドなニオイ素敵です。

「竜は〜」は今回がらりと描き方を変えたのは先に言ったしっくりこない平均的な感があって
担当さんとがっつりミーティングして行く中でそのデフォルメの部分をものすごく推奨してくれたことが今回の後押しとなった訳でして。
封印の鍵はその担当さんが開けてくれたという事ですw。
皆と同じ共有感の中で褒めあって行く事が多い中、そのと出した部分に萌えてくれる担当さんで良かったな〜。



皆に解りやすくというのは長年やって来た事なので今は鼻につくぐらいの直感的な事をどんどんやって行きたいなと思う絵描き心です。
「プロなんだからなんらかのサプライズや刺激を与えて行く事が必要である。」
と考えてしまうのです。
しかしこういうのはイバラの道じゃね。


ちらっと先日
「絵が素敵だったので(今回のキヤが)冬コミの絵柄の参考にさせてもらおう」という書き込みを偶然みつけて、おいおいっなかんじではありますが^^;、黙ってやっちゃわないできちんと言ってくれてるのはよいなw。
アマチュアの若い人達の影響を与えられるのは嬉しい事です。
(単行本買って宣伝してよね〜w
クリエイター受けだけして秘蔵されるのは嫌よ〜w)




そんなかんじで今これから描く者達は今までの者達とは又一線を越えて行けたらいいなと思っています。
必ず形にする。
執念ですね。笑

先がまだ50年あると思う人と20年しかないという人。
その想いの違いはいろいろあると思います。
人の事が気になる年月も過ぎ去った感じがあります^^。
創作バカで良いのだと今は思えるのです。




cetegory : 制作日記 ✤ - ✤ - ✤ -
2011年10月22日(土) 16:47 by Akira Himekawa [ Edit ]