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けもケットとCOMITIA100

 5/3けもケットと
5/5COMITIA100でスペースに寄って下さった皆様有難うございました!

けもケットは一日中大雨でスタッフさんも一般参加者さんもびしょぬれでみなさんモ〜大変でしたが
たくさんの人が足を運んで下さって大盛況でした。
記念すべき第一回おめでとうございます!
「獣人祭」「ふぁ〜すと」に続いて3つめのケモノオンリーイベントです。
ここ数年、イベントでうちのブースにユアナを出していた頃から来てくれてた、ケモノの大きなお兄さん達によく遊んでもらっていたのですが、その方達がとうとう立ち上がって無事開催されましたね!
本当にお疲れ様でした!


ものすごい人出でしたね。
そんなに大きい会場じゃないですから入場制限して誘導しておりましたが、
定期的にモノスゴイ混雑に…
通路がみちみちで全く身動きが出来なくてサークルも参加者も必死な状態が定期的にありましたw
ケモノイベントはいつも大変な熱気。
アツイですよ〜



ツイッターでも上げましたがスペースはこんなかんじ*



ポストカードやグッズもよく売れてくれました。有難うございます^^
この絵はゼルダのお仕事の合間に描き溜めていたもので2000年作成。
それが今売れているのが凄いですね。
当時はこういった絵が行き場が無くてどう仕事に生かせるかみたいなことばかり考えていましたが、それが今叶うのがつくづく10年早いと思ったり。
いや自分も含めて草の根活動の結果だと思っています^^。
自分の住みやすい土壌は、周りに期待せず、自分で長い年月かけて耕すんですよ。
こういう動物絵のカード類販売はうちのサークルの80年代からの伝統です^^。
同人は昔から動物が強いんですね。


あとは、今日の新刊は?と聞かれることがすんごく多かったです。
ごめんなさい、ないんです〜〜;新刊はコミケが主に…^^;。

「小学校の時からすごく好きで!」とニコニコっと言って来てくれる人が何人かいて、
「それで絵を描き始めました」と言っていただくと嬉しいですね。
ゼルダやユアナ読者さんはケモノに来る率が高いですね^^。

「こんな所でお会いするなんて」とか「イベント出てらっしゃるなんて」と言われる事も
毎回あるんですけど、たぶんアナタが生まれるず〜っと前からこうやって売り続けておりますから…^^
(とは言わないw)


5/5はCOMITIA100。
けもケットが1回目でCOMITIAが100回目。めでたいGWです。
入口に100回記念の真っ赤なゲートが設置してあったり
全体にすごく華やかなムードで。
コミティアっていつもそんなにテンション高くないんですけどこの日はお祝いムードに包まれてみんながすごく楽しげでいい雰囲気で、むかしの神戸のコミストみたいでした。

100回、本当におめでとうございます!

今回は初めて展示スペースを取ったんですが、
昔MGMで展示をしたり、ギャラリーの経験もあるので絵を貼るのは初めてじゃないのですが
コミティアの展示は初めてなので設置にバタバタ;

テーマは海外展開している作品で、アラビア語漫画「GoldRing」と
今年年末からイタリア語版が出版予定の「グライディングREKI」の2タイトル。
GoldRingは日本で初売り。アラビア語版1巻と英語版1巻がよく売れました。
ペーパーに1巻のあらすじを割と詳しく書いて、セリフが読めなくても何が描いてあるのかわかるように配慮したのですがお役に立ったでしょうか。
先日インタビューを受けたNHK国際ラジオ放送の飯野さんがスペースまでお越し下さいました。わざわざ有難うございます!


「グライディングREKI」は2006年にウェブマガジンで発表したフルカラーマンガなので印刷するのは初めて!せっかくなのでセリフを横文字にして張り込もうということになり、海外の件でいつもお世話になってる小松さんのお知り合いで、イタリアで日本のマンガ翻訳をしておられるSimonaさんにお願いして10ページくらいのネームをイタリア語に訳していただきました!うわ〜♪

プリントアウトは自宅プリンターでやりましたが結構いい感じに刷り上がりました。このプリントにまる一日かかったよ〜〜〜〜しかしその甲斐あり。
60枚近く刷った。(ホントは400枚?くらいあるのか)
今見るとつたないけれどw。もう7年も前だもの^^。
筆が乗って来た所で終わった。



プリントして眺めていると「よくこれだけやったなあ」と当時をしみじみ思い出します。
キチ○イです。



展示はこんな風になりました!
小松さんと小松さんのサークルの相方さんの佐藤藍水さんに設営のお手伝いをして頂きました〜
ありがとう!


左が「GoldRing」 右が「REKI」



右側、色の洪水ですね^^;疾走する色彩乱舞。

パネルの裏側にも貼れるだけ貼っちゃいました。

わはは くどい〜〜〜(^▽^;)
一枚一枚は美しいはずなのですが…。
足を止めてくれる方に出来るだけ説明させていただいたのですが、
興味深げにじっと見ていかれる男性の方が結構いらしたり、
お子さんがサークル参加されているというお母さんが「遠くから見てもなんだろう?って目立ちましたよ!」と言って下さったりみなさん感謝です。

イタリア語入りのページをいくつかピックアップ。
(本になる時のイタリア語はこれと同じとは限りません。
これは姫川が個人で作ったものですので。)








姫川の絵ってなぜか横文字が似合うような気がするんですな。
前にも書きましたが小学館の国際ライツの方に「姫川先生の絵は無国籍だから(海外でうけやすい)」みたいなことを何回か言われたのですが字を入れてみると日本の漫画じゃないみたいです。「REKI」は特にそんな気がします。フルカラーの所為もありますが。

しかしこの5話のあたりの突き詰め感は尋常じゃなかった。
ず〜〜っとパソコンと向き合うストイックな日々。
今見返してもこの色をどうやって出したか、どうやって塗ったのか思い出せない。
事前に色を決めるのではなくその場の画面の印象を読んで瞬時に色をセレクト。あえて色をケンカさせてラストになじませていく作業はその日の体調ですら色に出てしまうデリケートなものでした。
この労力をイラストにしたら一体どれだけの枚数が描けた事やら…。
この当時流行っていた色付けはペインター塗りのナチュラルカラー。
それではなくアメリカのゼリービーンズみたいな感覚を意識して。

それにしてもこんな作品はいつの間にやらすごく普通になってしまいましたね^^。
これやっていたときは萌え少女全盛のときで、AKB48がデビューした時。
男子主人公にするってだけで、もう肩身狭いのなんのw。
(言っとくがこれは当時の編集の要望なんですって!)
青春アミーゴ聞いて頑張ってましたのよ。
労力報われないしwしんどい時期でしたなぁw。
(紙媒体は猫目リンクちゃん描いていました)
それが今周り見ると何?これからはじめればよかった。そしたらもう少し気持ちが楽だったんじゃないかとw。



「この感覚は本田だから調和して決まっている物だと思う。自分には無理。自分がやったら単なる子供の落書きになってしまうような激難しい色使い。これは彼女の卓越した色彩センスが直感的に出ているんだと思う」(BY長野)

正直慣れないジャンルの漫画でしかもフルカラーという絵の作業で手一杯だった感じがあり、月に10枚ほどしか上がらない事はざらで、もう生活支える仕事には全くならない代物でした。
(でもこの時アシスタントさんも家を収入で支えなければならない立場で、それでも依頼された当初の目的はキッチリやり切らねばと思い、もう完全に自分自腹切ってましたもの^^。)
それを何とか支えたのは「誰もこんな超リスクのある事やるバカな漫画家いないよね」という妙な優越意識とも苦行の自己満足ともつかぬ感情だったと思います(笑)
皆悲壮感漂っていましたが、おかげで凄い眩しい画面が出来上がりましたw。

漫画的には実験で終わった作品ですが、見る人によってはかなり刺激を与えるもので、連載終了後に若手の描き手クリエイターに少なからずインパクトを与えていった、知る人ぞ知る作品だったと最近周りを見渡すと思うのですが、今回の展示でも見て下さった方たちの反応からもそれを感じたりするのでした。
(ホントもったいない。ようやく馴染んでノッテ来た所で、ホント恥ずかしくつたないまま終わってしまったw)

「自分もこんな風に描きたい。こんな事やりたい。」と思わせるんですよ本田の絵は。イメージが強いので。企画力もある。
彼女がやる事が素敵に見える。美味しい所を気がつかせてしまうんでしょうね、人に。それかアラを見つけて「オレの方がもっと上手くやれる!」と思う人も。どちらにしろやる気を起こさせるには、変わりありませんね^^;。

そういえばモンキーパンチ先生が審査委員メンバーに入っている時のメディア芸術祭でデジタル部門の推薦作品になったのはすごく嬉しい思い出でしたね^^。


自分達は育つ年代的にこの作品の底にあるのは、リスペクトする石ノ森先生の009、大友克洋先生の金田くんバイクとかいろいろありますし(口に出すのも恥ずかしいくらい、およびもしませんが!…両方今リアルタイムで嬉しいですね^^)、70〜80年代ロックやアメリカのニオイなどがあって、昔からずっとずっと変わらず公言して来ているものですが、その影響されて行く中で、今の自分のリアルな部分(バイク好きだとか、動物好きだとか)を入れて独自のものを育てて来ています。それらの先生の作品は道ばたに落ちている物でもなんでもなく、人が一つ一つ作り上げて来たものなんですね。
きっと自分達がやっている事は「カッコいい」「今にもう一度生きている事」を掘り起こし、人に気がつかせる役割なのかな?と思っています。
なので「姫川さんの描くものを見て動物が好きになりました」とか「少年が好き」とか言われればそれでオーライなのかもしれません。
でも少しその「気がつかせる人」の部分にもスポットが当ててもらえるのなら命削ってやってる膨大な労力がw報われるなぁと言う事でしょう。
とにかく報われようが報われなかろうがこの先、少し漫画と言う形にも食傷気味なものも感じて来ている部分もありますから、それに拘らずずっとやりたくて棚上げになっている事をもっともっと掘り下げて遊んでみたいと思っています。せっかくこの10年、何度も足を運んだアメリカですから^^。(by本田)




帰宅してからカタログをめくっていたらティアズマガジン全記録のコーナーでCOMITIA10に自分達の名前発見。
インタビュー:小野ぬい・狩鷹明(毘羽リ)横に今の名前の姫川明月も併記して頂いてます。
1988年です。この頃はサークル数もそんなに多くなくてインタビュー記事が今の「編集王に訊く」よりずっと長くて何ページもあった記憶があります。
(そのあとで別冊「ザ・インタビュー」にも再録して頂きました)
会場も広い教室一つくらいに壁にそってぐるりと机が並んでいて確か中央はガランとしていたかな。
カタログが「ティアズマガジン」という名前になったのは13からでしたか。
なんだかこそばゆかったのを覚えてますw
コミティアがこれからどうなるのか、どこまで膨れるのかわかりませんが
同人誌のイベントはいつも刺激のあるものであってほしいな〜と思います。


私たちにとっても今回展示をやったというのは自分の中でとても刺激がありました!
ペーパーを3種作ったり展示物のプリントアウトに、やっぱりポスターは欲しい〜と緊急で刷ったりと
準備はホント大変だったけどやってよかった。
「REKI」が復活したみたいで嬉しかったな。

展示は今回100記念を経て、これからのコミティアの参加を展示中心にしていこうとも考えてます。
漫画家的には自分の絵を普段こういった見せ方は縁がないのでこれは少しハマりました。
プロのイベントの参加方法として新たに見つけた!と言うかんじです。
企画のテーマは尽きる事がありません^^。
楽しみが増えました。(本はコミティアは売れませんけれど^^)



最後にもう一度、見て行って下さった皆様ほんとにありがとうございました。




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2012年05月10日(木) 00:33 by Akira Himekawa [ Edit ]