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009 RE:CYBORG

絶賛公開中の「009 RE:CYBORG」観て来ましたよ!

多少のネタバレがありますので、
これからまっさらで映画を観に行きたい方は、観終わってから読んでくださいませ。
時間に追われて遅くなりましたが、長年のファンとして出された料理はきちんと頂いて感想は書いておかねば!
なんたって姫川明の仲人作品ですもの。(学生時代、長野と本田のファンクラブの出会いw)
それから自分達の作品を観てくれているのは多感な若い人達も多いので、
魅力を伝える事が役割かとも思っています〜☆




「サイボーグ009」は1966年の劇場版にはじまって、今まで何回も映像化されて、そのたびにいろんな009が存在し、それぞれにファンがいます。
それら全てを見て来た、原作ファンをはじめ、
感性が繊細な若い人達もこの映画は楽しめる!と思いました。

今の映画を普通に観に行くつもりで、ぜひ足を運んで欲しいです^^
昭和の漫画のリメイクだからと、敬遠するとしたらとてももったいない!
今の若い人達が好きなアニメ、ゲーム、漫画のルーツを、きっとこの映画の中に
見つけられると思います。


009が、現在(いま)最高のクオリティで映画になってる。
あ〜、自分は今このすばらしい映像で009観てるんだ。と思うと、まずそれだけで結構胸熱になってしまうのでありました。
基本的にミーハーですから!島村ジョー君には!
これだけのクオリティと労力と時間と、最高のものを注ぎ込んで下さったスタッフのみなさんに、まずは敬意と感謝を捧げたいと思います****
3Dで観て良かったです。皆様、観るならぜひ3Dで。



「今」を考えるとこういう作りになるも理解出来ます。
「自爆テロ」というぶっそうなものが核となっていますが、
(原作の「アステカ編」を思い出します。)
この根源的な部分に解りやすく筋を通していたと思います。
ドバイを肝心な所でターゲットにする事もね^^;。
急速に発展したバベルの塔的な都市という所で上海やドバイが選ばれたのだと思います。
自爆テロ、というとアラブ圏を連想させるのを狙ったのかどうかはわからないですが…。
少し安易な気もしましたが…解りやすい形でという事かと。
(ドバイでお仕事している自分としてはなんだか少し複雑な気分でして^^;)
「人間の善悪」という石ノ森ワールドの基本はしっかり成していました。


「009」と言えば、戦争のための兵器として、サイボーグに改造されるというお話です。
母体であり、敵でもある「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」は、戦争をしている国や地域に武器を売って儲けている、という人呼んで〝死の商人〟。
先生が連載されていた時はベトナム戦争や、東西冷戦の時代。
平成版009のときは湾岸戦争やアメリカの貿易センターのテロ9・11がありましたし。
(その時には個人的にもそういう関係のお仕事をやったりいろいろありましたから多少…この根本的問題は理解出来ているかと。)
それから10年以上経って今、日本を取り巻く周りの状況は又いろいろ緊張感がありますね。
そんな時期に新作の009はいつも発表があるのはやはり作品を時代が呼ぶのでしょうか^^。

ジョー009がジェット002とのやりあいの中で「声」に従う言葉ではなく「ボクはテロを支持??」するみたいな事を(うろおぼえ)アメリカの正義をぶつけるジェットに言い放つ所がなんだか個人的にはニヤリみたいなw。
009が数少ない感情を出すシーンのひとつかな。
ジェットはその裏ではジョーに対して実は個人的なジェラシー満々なのに大義名分で隠す所が妙におかしくて^^;。男を見ますよ、そんなところ。

すみません少し堅くなっちゃいました^^;。


そういうテーマはこそっと感じておいて
先ずは魅力的な部分が一杯です!


アクションがやっぱり、特筆見せ場です。
昭和の漫画で描かれていたサイボーグの能力に全て理にかなったギミックがつけられ、
002の飛行、003の視力、004の武器、005の怪力、006の炎、すべてに
心憎いばかりの演出がなされていて、安心して観ていられます。
みんなすごく強い。サイボーグ強いですぜ。
特に、009の加速装置はさまざまな表現がなされてきましたが今までどこかあと今少し!みたいなかんじが個人的にはあったのですが、
(昭和新ゼロの『加速装置!』と言った後の奥歯キラリーン☆は大好きです^^
透過光〜〜!)
今回は納得に超カッコイイです。
スピードとスローモーションの表現がさすがというか、秀逸です。
特に、爆発から逃げる所が面白かった。
で、その時、「なんで服燃えないの〜」と心の中で叫んでおりましたが、
後でパンフレット見たら、あの学生服はギルモア製で防護服であると…。
そうなんですか…。はい、納得はしますが、でもちょっとつまんなかった。
やっぱ燃えてほしい! 加速装置は!!!(個人的願望w)


そして、とても石ノ森的な映画でした。
神々編がベース。
興味深いストーリーに、入り込みました。
こういう映画は、まず、
監督の狙いはどこにあったか、何に挑戦しているのかを探る。
それを含みで楽しむものだと思うんですね。
大人の人は好き嫌いはあっても「全然わかんない」なんて言うのは野暮ったい。
若い人にはこの映画を受け止められるフィーリングや感性があるかと思うのですが、
気負わずに是非〜。
I.Gの映画の見方を心得てますもんね…。


自分は秋田書店版の10巻の続きとして朝日ソノラマの「その世界」を中学生の時に読んで、その怖いとも言える、暗黒ともつかぬ、宇宙から、細胞の中までのぞき込むような世界観にえもいわれぬ魅力を感じてハマったたクチなので、そちらを追求しようとして下さるのは、歓迎なのです。
(えらそうにすみません;基本的にはイチ009ファンの立場からお話してます…;
009だけは1ファンの立場でいたいのです)
「漫画」じゃない所が、良かったですね。
映画をつらぬいてるなあ、と思いました。
でも、最後の5分間だけ、少し…
正直この展開にもうひとつひねりが欲しかったです。
全体の作りにこだわりを感じましたので、ラストだけおさだまり感が…^^;。


でも、続きがありそうな終わりでしたので、ぜひ続編を作って頂きたいです。
シリーズ化してもいいです。
1年に1回とは言いませんが009を映画で見れたら、すごく嬉しいw



あと、これはあくまで個人的な願望…正直ミーハー視点のワガママですが、
やっぱりキャラクターに、もうちょっと人間味ほしかった^^;
神々編ベースなので仕方無いのですが
みんなすごく固い。絵がうんぬんではなくて、演技だと思うんですが…
すごく「映画」っぽい映画だったからこそ、
たとえばグレートおじさんは、ユーモアのひとつも言えるとか、
ジェロニモにもう少し包容力的な優しさをにじませるとか、
どれもワンシーンでいいんですけど、やわらかい所がほしいな。

今回多くのメンバーが諜報機関に属しているので、俳優とかバレリーナとかの
設定が無くなっているので、(それ自体は別にかまわないのですが)
アート系の人達が割と多い?00ナンバーなので、
映画がリアルだからこそ、人間の面白さみたいなものがもう少しほしいっす…w
ぜんぶフランソワーズがもってっちゃった、みたいなかんじなので…www

フランソワーズは、リーダーこの人じゃないの?というくらいのしっかり者。
今回のヒットは間違いなく003ですよねw
このオンナあざとくてとってもいいです!wwww!
全ての愛とこだわりが注がれているといいますか…
平成版以降003がおネエ役で、009が年下少年の図式が定着してますが、
その進化系ww

ハインリッヒ004はど〜も今のボンド役のダニエル・クレイグに見える
くらいかっこよかったス。
手マシンガン撃ってるシーンは是非描きたいと思う一枚^^。
ニヒルさは消えてたのが少し残念だったけれど、実直なサポート役が好感度アップ。

ピュンマの出番少なくてかわいそだった〜〜〜;
どうも、ピュンマって、クソマジメなキャラで描かれてしまいますが、
だから動かし方に幅がなくなってしまう気がするので…
誰か彼を一回くずしませんか。
私は、レゲエなピュンマでもいいと思うの。
ダンサーだったり、サックス吹いてたって、いいじゃないか。

アメリカンの正義をまっすぐにぶちかます002は良かったです。面白いw
確執ってそれなの?それって確執じゃなくてジェラシーと言うのでは…みたいなw
普通の人間の顔になったジェットが、はたしてジェットに見えるか、
それだけ心配でしたが、すんごくジェットでしたw
自分達が今ジェットを描いたら、もうちょっとガラの悪いお兄ちゃんになる気がしますけど…^^;

ジェロニモ005と張々湖大人006はとてもよかったですね!
安定のカッコ良さ。近くにいたら一番安心感と頼もしさをくれそう。
スタッフさんの愛を感じます。
イワンのビジュアルもグッドでした。絵に描きたいw


高校生のジョーは良かったですw萌えますw
ただひとつ、個人的な願望をば。
普通の高校生だったものが「彼の声」に操られて、003よりも格段にクールに変わり、
逃げるのではなくエゲツナイ攻撃を容赦なく005に繰り出し、
(005と戦うのは原作ファンには石ノ森チックでたまらんですよw)
フランソワーズによって目覚めたら、また変化してオトコになる、
みたいな、セクシーさが欲しい。
前にもどこかで言ったりしたのですが、ジョーって子どもではなく、
原作ではホントは一番クールで大人なキャラだと思うんです。
というのが、密かな持論…w



などと、ぐだぐだと長文を並べてしまいましたが、
原作のファンにも、初めて009を知る人にも、とてもオススメします。
21世紀のゼロゼロナンバーサイボーグに、ぜひ会いに行ってほしいな^^。



「サイボーグ009」は私達にとって、特別な作品です。
アニメは66年の長編映画に始まって、
「怪獣戦争」白黒TVシリーズ、新ゼロ、超銀、平成版、
原作にいたっては、連載の度に絵も雰囲気もキャラもころころと変わるし、
でも、それらの全てが石ノ森先生の作った「サイボーグ009」なんです。
長い年月それらを楽しんで来た我々ファンは、009に関してはとても深い懐を
持っていると思うんですね。
「こんなの009じゃない」なんて言わず、今この映画を楽しまないと、
とっても損w これがアニメの009のスタンダードになるかも知れない。

古参風をふりかざすつもりは毛頭無いのですが、
ただ009がきっかけで漫画家になり、そして二人で組んで来ましたので、
これはひとつここで伝えねばと…
愛の表現としてwこんな感想を書かせていただきました。


こちら、公開日10月27日にアップした祝画です。




これからも新しい009に新しいファンが増えて、
長く長く、生き続けてくれる事を切に願っています。

最後になりましたが、映画の公開、おめでとうございます。






cetegory : 漫画全般 ✤ - ✤ - ✤ -
2012年10月30日(火) 20:26 by Akira Himekawa [ Edit ]