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ちばてつや原画展

 

ツイッターでいくつかつぶやきましたが、
池袋西武別館ギャラリーでやっているちばてつや原画展に行って来ました。
                 ↑リンク先、館内の様子写真あります。

前の日に先生にお会いしたのに、原画展の事はまったく言われませんでした。
横田さんのツイッターの情報で知ったのです。
多分あの場ではほんとに忘れてたんですよね、これのこと(^^;)
主催の方にそのお話をしたら「先生らしいですねえ」と仰ってました。

手塚先生や石ノ森先生の原画展は、今まで何度も見ましたが、ちば先生のこれだけ規模の大きい原画展は私は初めてです。
記事上げるの遅いですが今日までやっていますので、行ける方はぜひ!足をお運び下さい。
(最終日は確か最終入場時間が早いです。行く方はご確認を)
デビュー55周年を記念して去年から名古屋で巡回している原画展の最終地です。
名古屋を見損ねたのですが、東京の方が絵が多いとのことで、ラッキー…^^

デビュー作の貸本や、少女漫画時代の生原稿から、貴重なものが沢山です。
圧巻はやはり「あしたのジョー」ですが、
あの「真っ白に燃え尽きた」ラストページの原画もありました。

「ジョー」は力石戦とホセ戦と、打たれまくりのシーンが続くので胸が痛くなりますが、プロセスがわかるように原画が一定枚数並べてあって、見て行くと気持ちも盛り上がって、最後のほうではほんと、泣けた………;;;;
内容知ってるのに、泣けた。
生原稿から当時の先生の気持ちが放射されてるんでしょうか。
人生のあらゆるシーンで、戦ってる人の胸を打たないではいられないです。
テンカウントの時のどこか放心状態のジョーの表情が、思い出すだにウルっときます。
(;_;)

ちば漫画は幼い頃ほんとによく読んでいて、知らず知らずのうちに強く影響を受けてるんだなあと、原画をずっと見ていて感じました。


図録は無かったのですが、特別編集の先生の自伝マンガを主に集めた短編集を購入しました。どの作品も良かったです。ちば先生のマンガはほんとに面白い。肩の力が抜けてリラックスして読めます。それでいてグイグイと引き込まれていく、声を上げて笑ったり、冷や汗をかいたり、マンガのマジックにはまります…


ちば先生の原風景は満州ですが、戦争に負けて引き上げて来る時の壮絶な思い出の数々、
日本人が経験して来たこと。今この時に読むと非常にタイムリーです。

その中の「屋根裏の絵本描き」別冊少年ジャンプでしたか。
これが当時大好きでした。すごく懐かしい。
お絵描き大好きっ子だったので、主人公の当時6歳テツヤ君に感情移入して何度も読み返しました。

驚いたのが「トモガキ」で、ちば先生と石ノ森先生はじめトキワ荘の漫画家たちにこんな親交があったとは初めて知りました。同じ漫画家だから、仲がいいのかな、くらいにしか考えていなかったのです。
石ノ森萬画館に届いていたお花の意味や、ここ数日の出来事が符合して、
まさか石ノ森先生とちば先生が自分の中でこんな所でシンクロするなんて、これも先生達の友情から来ているのかなあと。

もうひとつ驚いたのが、同じく「てっちん」の一編に高井研一郎先生のエピソードがあるんですけど……
先日の萬画館リオープンの式典で高井先生とお隣で、トキワ荘のお話も少ししたんですよね;もし式典の前に「てっちん」読んでたら、絶対その話をしたと思います。なんだか時間の逆回し現象…じゃないですけど、なんなんだこの結末は、みたいな、
大変不思議な感覚です;


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2012年11月27日(火) 11:58 by Akira Himekawa [ Edit ]