<< ヨルダンの読者さん ✤ main ✤ 牧野邦夫展に行って来ました >>

けもケット&コミティア104

記事が遅くなりましたがGWは「けもケット」と「コミティア104」に
参加してまいりました。


5月4日けもケット2
 
NEWはTシャツが2種でした。
ウルフドッグのごまちゃん写真を自分で加工して全面プリント。
結構いいカンジに出来上がりました♬
数が少なかったですがお買い上げ下さった皆様ありがとうございます。

関西も入れるとけもケももう3回目ですね。
浜松町の駅を降りて歩き始めたらすぐそこまで列が伸びていてビビりました。
ものすごい人ですね。
それでも2年前の「獣人祭」の最初に比べたら会場のキャパシティが大きくなって
混雑も緩和されて来たように思います。

しかしスタッフの皆さんは本当に大変だと思います。
お疲れ様です!!

秋の関西ではがんばって新刊を出したいな〜〜〜
止まっている「LEG」のシリーズも今年は再始動に向けて準備中!



そして翌日はコミティア104
GW5/5のコミティアは確か一年で一番巨大スペースです。
去年も展示をやりましたが毎年の恒例にしたいですね^^

展示テーマはずばり「アニマルイラスト」




上部に狼たちをパネルにしました。
左上のロボの絵はこちらが元絵です。
その右の「竜は黄昏の夢をみる」の白狼は単行本2巻の口絵で足をカットされてしまったので全身は初お披露目です。
紫色のパネルは「ルウ・ガル」3巻の口絵イラスト。1995年です。
狼は80年代の“きつね狩り”からずっと描き続けています。
(きつね狩りでは狼に限らず動物は色々と、ファンタジー含みで描いておりました)
中心に据える事はそんなにしていないのですが、同人イベントで狼は昔から根強く人気がありますね。
結構長い事(30年以上でしょうか)色んな所で描いて来ているのですが、今回白狼を見て「ノーマークだったんですけど !」と興奮して声をかけてくれた方がおりまして、まだまだ知られていないんだなあ、と忸怩たる気持ちになります;
だからこういう展示は大変いい機会なんですよね。

今は絵を描くのはほとんどがPCで原画をお目にかける機会が少なくなりましたが、
パソコンだからこそ下絵がそのまま残る、という事もあるので
今回は鉛筆のラフから完成データになるまでを並べて見て頂こうと企画しました。

↓去年描いたつばさ文庫の「シートン動物記/灰色グマの一代記」と「ギザ耳・あるワタオウサギの物語」の挿絵からです。
一番左が大ラフです。鉛筆かシャープペンシルでざっくりイメージを描きとめます。
ここで編集さんに送ってチェックを受けます。
真ん中は大ラフをトレス台でトレスしたペンシルになります。
普通の漫画でいうと「ペン入れ」の段階ですね。
グレースケールがOKなお仕事では鉛筆を使う事が多いです。
ペンシルをスキャンして、グレスケで色付けをしたのがその右/完成です。
                                                                   一番右の絵は上から下に見て下さい(^^)↓


その下のカラーイラストはイベントではポストカードで売っているおなじみのシリーズです。もとはコピックで色着けしたアナログ絵で、スキャンしてデジタル仕上げしたものをポストカードにしたものなのです^^
このシリーズは2000年からコツコツ描きためた絵です。
当時からこういう動物絵が仕事にならないかなあ〜と、色々な人に見せましたが
あの頃はほんとにまったく仕事になりませんでした。
全然、需要がない、という感じで。画面の後ろとか、主人公のお付きとか、そおっと描いておくしかないというか(^^;;
今その事を話すと「ええ?そうなんですか?」なんて言われたりするんですけど^^;
今の状況はほんとににわかに信じられないくらい変わりました。
学年誌などの児童媒体は社会からあまり見えない所ですが、
コツコツと動物をプッシュして仕掛けて来て、それを読んで来た読者が10年たって大人になり、メディアの中心の年齢になり…
粘り強く続けて今の状況があると思います。

「ドギーマギー動物学校」みたいな本を描けるようになったんですからね〜〜


裏に回るとこんなかんじです*


裏のパネルは「ドギーマギー動物学校」が中心です☆





結構沢山の方が熱心に見て行って下さいました。
特に若い方が多くて嬉しいです。

コミティアはプロの漫画家さんもたくさん参加してらっしゃるので、
いろんな方が、編集さんも、スペースに来て下さり、ずっと話してた気がします。
コミティアはそんなに混まないので、交流がゆったりと出来て楽しいです^^

Yuki君とお友達君に売り子をお手伝い頂いてとても助かりました〜
有り難うございました〜!

両日とも、スペースに立ち寄って下さったみなさま有り難うございます!!


この日は特別展示で
「手塚治虫で妄想する」と
「ながやす巧原画展」がありました。
コミティアではプロ作家さんの展示は毎回のようにありますが、
今回はダブルだったり内容もすごかったりで、コミティアでっかくなったなあ〜と
改めて思ったりいたしました。

カタログ代はかかりますが、基本無料でこれらが見れる訳で、なんて贅沢な!です。

↓ながやす巧先生の原画展の図録です。

横顔が色っぽい…*^^*

ながやす先生の絵はマガジンの「愛と誠」から好きでした。
すごくちっちゃい子どもの頃でしたが(それであの内容を毎週読んでいたわけなんですけど^▽^;;; 「あしたのジョー」「デビルマン」「釣りキチ三平」「三つ目がとおる」など、70年代マガジンの黄金期に連載されていました)
当時マガジンには劇画作品が沢山あり、どれも読んでいたんですけれど、
ながやす先生の絵は特に心に残っています。

写実的な絵って、ともするとリアルになりすぎて「巧い」という事ばかりが目についてしまいがちなんですが、先生の絵は
巧いのに、あたたかい。と思います。(生意気を言ってすみません;)
あったかみがあるから、あのハードな内容でも、子どもが読んでも面白かったんだと思うのです。愛と暴力と、男性の劇画作家さんで両方描くのはかなり難しかったのでは、と。今にして思うと…。
最終回は今でもよく覚えてます。

今回は「壬生義士伝」「鉄道員」の原稿から多く展示でしたが、
はあ、もう、すごい。 すごい!の一言です。

上にもチラと書きましたが、
昨今漫画の生原稿を見る機会は少なくなりました。

久し振りで迫力のある漫画の原稿を、生で、見させて頂き、堪能いたしました。

じっくり(ほんとはもっと時間かけて見たかった!)見て、そして幸せになりました。
本当に心と魂のこもった絵というのは、
見る人をほんとうに幸せにするものだと思います。

去年のコミティアで先生の奥様にお会いする機会がありまして、「壬生義士伝」の設定スケッチがクリアファイルに入っているものを見せて頂いたのですが、
鉛筆画の精緻さと、なにより色っぽさに、びっくりしたのですが、
そのスケッチも展示してありました。
奥様が「登場人物の中に入り込んで、入り込んで、そうしないと描けないんです」と
仰っていたのですが、これは、ほんとにまわりの雑音を聞いてたらとても描けない絵だと思います。昨今の漫画家は、自分もですが普通ネットにつながってますから、雑音を一切入れないというのが難しいんですが、
超、がつくほど心が平常心でないと、この絵、この世界は描けないです。
毎日、心を静かにして、原稿に向かわれているんだなあ、と
見ていると内心羨ましかったり…して…^^;;;;;;


原稿を目にした瞬間に、ふうっと、その世界に入って、
まわりが静かになるんです。

描いている時の先生の波動が、直に伝わって来るんだと思います。

印刷されてしまうと残念ながらそこまでは伝わらないんですね。
もちろん、印刷しても素晴らしいのに変わりはないのですが、
生だから味わえる感覚があるのです。


日本にも、世界にも、上手い絵描き、漫画家、イラストレータ−は
星の数ほど沢山います。

あくまで自分の場合ですけど…。
上手すぎる人の絵って、時として見ていて不安になる事があります。
自分の下手さに凹むからだ思うんですけど;

しかしながやす先生の絵は、
あんなに上手いのに、見ていてすごく幸せになれる。

ちば先生の絵も見ていると幸せになります。


絵を志す若い人たち、サークル参加している人はもれなく見てほしいです。
見るべきですよ!
人間、ここまで絵で描ける。手先を使って、心と魂で描くのです。
孤独と引き換えに、黄金のような世界を手に入れるのです。


去年奥様にお会いして、この日原稿を見たら
女性キャラが奥様にそっくりなのがわかりました^^
奥様への愛が絵からすごく伝わります*

いいなあ、ほんと…

長々とすみません;終わります!

cetegory : 国内イベント ✤ - ✤ - ✤ -
2013年05月14日(火) 01:00 by Akira Himekawa [ Edit ]