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UAE訪問最終日(2013/09/08~09)

 昨日までのイベントをやりきって気分は清々しいですね。
JODCOの皆さんは早朝から昨日のイベントの片付けを終えて来られました。本当にお疲れ様です。

さて今日は鷹狩りにはかかせないファルコンホスピタルと、猟犬のサルーキセンターの見学の日です。その後に政府関係者の方のお茶会に女性陣が招待されています。そして夜は砂漠のホテルで宿泊というスケジュールです!
本日も刺激あふれる日となりそうです。


ハヤブサ専門の病院です。
ハヤブサがこの国では手厚く保護され…
う〜んちがいますね。
保護ではなく特別な人権?を認められている気がします。
こういう施設が存在する事自体がそれを現していますよね。

病院であり、世界中のファルコナーが学ぶ場所であり、観光客の見学施設でもあります。

度々書いている事ですが私達は動物が好きで常に身近に感じていますので、ここにを訪れるのは非常に楽しみのひとつでした。
アブダビの郊外を少し走ると、砂漠の真ん中にその施設はありました。
車から降りると今日も昼間はとても暑いです。
上から太陽が照りつけるのじゃなく、周り中から熱気が押し寄せて圧迫されるような感じです。砂漠の国だからカラっとしているかと思ったらとんでもなくて、沿岸部は結構湿気があります。なので熱さ+湿気でかなりキツいです。

中に入ると冷房がホッとします。

館長さんは女性でドイツから招かれた鳥専門のドクターです。
彼女のお顔はよく知っています!セドキ氏に頂いたハヤブサ専門の雑誌(アラビア語)にたびたび載っていて大変存在感があって気になっていました。お会い出来るなんて光栄です。
パネル展示のお部屋で、まずこの国のハヤブサについていろいろレクチャーを受けます。




何処か映画的なキャラクターな感じがしますね^^。
ハリウッド映画には必ずいそう^^。
アバターの博士とかw。



これは鷹専用のパスポートなんですって!
なんと、この国ではこれがあるとUAE国内に限っての事かと思いますが、飛行機の「客席」に主人と一緒にハヤブサや鷹が乗れるんですよ!
本当に特別なんですね!
日本の感覚では、全く信じられませんが(盲導犬ですら難しかったりもしますし)国が変わればいろんな価値観が変わって大変面白いですね。




さて次は診療所です。
患者が沢山待機しています。



大塚さんはこのホスピタルの2005年第一回の研修生で3ヶ月ここで勉強したそうです。



一羽のハヤブサが診察台に連れて来られました。
その後台に乗っている筒に頭を入れて麻酔をかけられ、脚の傷の治療&爪のケアなどされました。
麻酔はものすごく難しい技術ですが、この病院は世界のエキスパートが呼ばれている病院ですので、まず心配はありません。麻酔はとても弱く、頭を筒から外すとあっという間に目が覚めます。


その後、みなで手に据える体験をさせて頂きました。


榊原さんはいつも鷹に触れているのでやっぱり自然ですね。


来春には鷹匠の認定試験を受ける予定だそうです。


胸をこちょこちょ。



次に岡本クン。


おずっと。
初体験!


えへへっ


私達も同じく体験させて頂きました。



可愛い、そして美しい。うっとり。




ホスピタルが表彰された賞状ですね。




INPEX/JODCOブースに立ち寄って頂いたムハンマド・アブダビ皇太子と館長です!




これは、この施設がアブダビの観光名所としてもすばらしい施設だとして、世界中からの表彰されたトロフィーです。
残念ながら日本だけありません。
日本はどうしても鷹やハヤブサだけでなく動物に関してはその付き合い方が遠くなってしまいますので仕方ありませんね…^^;。

その後、鷹狩りの歴史ミュージアムがありましたので見学しました。


そしてお次は鷹狩りに必要な猟犬サルーキセンターの見学です。


繁殖、訓練、コンテスト、サルーキに関するあらゆる事がここで行われます。

日本ではこういった施設は盲導犬育成施設がポピュラーでしょうか。


丁度二匹の仔犬とその両親がおりまして、中に入ってスキンシップをさせて頂きました。


サルーキは日本ではドッグショーなどでしかお目にかかった事がありませんでしたが、以前凄く飼う事に憧れを持った犬でした。
サルーキは叶わなかったのですが、この犬と同じ仲間になりますが、砂漠の犬、アフガンハウンドを飼っていました。
まさしくこの体型の犬で全身ロングヘアーの犬です^^。
とても活動的です。


サルーキもとても活動的な犬です。


すらりとしたスタイルが美しい!


この二頭の両親の子どもが
下のわんこ。


えへっえへっ





運動場に案内されました。
普通は涼しい早朝か夕方しか訓練を行いませんが私達のためにわざわざ子犬を出してくれました。

猛烈な暑さで、人間も犬もうだりますw。


さぁっ兎を追う訓練です。
不思議ですがたまたまこの旅に来る前に仕事で描いていた、つばさ文庫の「シートン2巻」に「小さな軍馬」という、グレイハウンドを使う兎追いレースの話があって、その光景をリアルで見てしまったかんじです^^。
もちろんシートンは兎の目線の話です。食われる方の逞しさですね。
ここでは狩る者の目線なので、全く逆なのです。


わ〜〜いっ!
子犬にはまだまだ遊びです。
あまりの熱さにすぐあきらめて日陰に帰って来ましたw。


フウ暑いよ。お水ちょうだい。
私達のためにごめんなさいね〜〜^^;


さあ、もう帰るよ!暑すぎるしね!
10分も外にいるともう限界です。
人間の方がうだってやばい状況となって参りましたw。
もう、ほんと、これはヤバい。もうあかん。倒れる。
頭に黒いスカーフ、ヘジャブを巻くと熱気が遮られて少し楽になります。
これってほんとに砂漠の民族の知恵なんですねえ、と実感。

施設に戻ってひと心地^^;。
すすめられてビジターノートに先ほど会ったサルーキのラフ画を描きました。


2、3分ほど。


出来た。


センターを後にしてアブダビ市内に帰って来ました。
今度はアブダビの政府関係の方に女子オンリーでお茶会に招かれてますのであらためて出発です。(奥様がご一緒するので男性はNGになると言う事です)



お宅に到着すると、とっても美しくて素敵な奥様がお出迎えをして下さいました。
女性は髪と肌を家族以外の男性に見せてはいけないので、外出時は極めてストイックないでたちになりますが、家の中、女性同士では普通の服装、髪型です。
「Gold Ring」関係でずっと知っていた事ですが、初めて家の中でアラブの女性とお会い出来て実感としてわかりました。
お茶に招かれる、という体験をあらためて初めてさせて頂いたのですが、間合いを取ってさまざまなお菓子とお茶が運ばれて来ます。
アラブにはお酒がないので、かわりにみなで甘いものを食べる習慣があるとどこかで聞きました。
日本の懐石料理の感覚に近く思います。
和やかに奥様とアブダビの事、日本の事を情報交換しました。
(もう本当に英語勉強するよ!)と心に誓う私達でした^^;。
直接コミュニケーション取れないのがもどかしいですもの。
話がはずんで、そろそろ…という頃にはすっかり夜に。



この日のホテルは「砂漠のホテル」。
日本大使館の加茂大使の奥様が「とても素晴らしいホテルですよ」と言われていましたので、楽しみにしていました。

真っ暗な中2時間ほど、砂漠の中を走ります。
アブダビはほとんどが砂漠ではありますが、道路の脇にはきちんとライトもガードレールもあります。
それが本当に無くなると、まさしく「砂漠」。まわりは真っ暗。
満月だったらさぞ美しい砂漠の形が美しく浮き上がっていたでしょう。
車でしばらく走って行くと、その砂漠のど真ん中に突如…
オアシスのお城が現れました!
その門です。


そしてホテルに到着。
まさしくアラビアンファンタジー!!


入り口をくぐると噴水が!
砂漠の真ん中で水がふんだんに。なんて贅沢なんでしょう。


写真ではなかなか雰囲気まで伝わりませんが、とにかく素晴らしい場所でした。
最高のシュチュエーションと最高の贅沢を演出しているホテルです。
ディテールの細かさ、完成度の高さ、どれをとっても嘘くさく無くて、我に返るスキを与えないのです。素晴らしいです!
サービスも満点。
まるでこのお城のお姫様になったような気分!というねらいが見えてしまうのは、ハッキリ言って職業病ですがw、
そのドリームを人の技術でここまでパーフェクトに作り上げるパワーにこの国を見た気がしました^^。


ロビー


ロビーから伸びる美しい廊下。



お部屋の一角。


部屋のバルコニーから見た夜景。





一泊して朝がやって来ました。


朝起きてその風景をようやく目にする事が出来ました!

朝6時半くらい。まだ涼しい!

さ・ば・くー!!!
リアル、ゲルドの谷じゃないですかーーー!!(解る人だけ解って下さい^^)


上の砂漠の中央左に白い点と黒い点がかすかに見えますが、これは人で、
おそらくご夫婦で朝砂漠に出てお祈りをしてるんだと思います。
夫婦でも男女は距離をとってお祈りするんですね。
早朝の神聖な時間です。



いや〜しかしこのロケーションはすごい!
下の噴水、見覚えあるよ!!
子リンクと子ゼルダのデートの巻でw。(解る人だけ以下略)





ここは美しい砂漠のオアシス。


このころ午前10時をすぎるともう太陽が照りつけてジリジリ暑さが…


あ、あれは、↓朝食を終えた大塚さん達ではないですか!!


歩いて帰って来るの偉い。
朝食のビュッフェを頂きにとなりの棟までまで行くのに少し距離があるので、距離というより暑いので、バギーがお出迎えに来てくれます。
電話して「バギープリーズ」


わ〜いっ 砂漠の風を受けながら走ります。


ロビーの棟が見えました。
昨日の夜はあの入り口から入ったのだね。



レストランのテラスからの風景


あちらにもホテルがありますね。



朝食を食べてから12時の出発までホテルを散策します。


中庭には水路が…
もう何かのロケ地にばっちり!


この水路の中にハートは…ありませんw



さまざまな回廊を抜けて


そこかしこにツボ発見!
割りたくなりませんか?
(これも解る人だけ解って下さいw)

ロビーの隣はちょっとした博物館。
しつらえが美しいです。


アラブはかつては最も文化文明が発達した世界の中心地でここからあらゆる事が発明されて波及していきました。ヨーロッパの多くがまだまだ原始的だった時代。




階段も照明がロマンチック。



しばらく探索をして集合時間が来たので、チェックアウトしてアブダビに戻ります。


門をあらためて。
十字に道が抜けていて噴水がその中央にあります。


短い滞在でしたがとても楽しい時間でした。



又砂漠を抜ける帰り道。
昨夜は夜だったから解らなかったのですが
素晴らしいです!!
本物の砂漠です!!うっとりなロケーション。


ふたたびアブダビ市内に戻って来て、最後にモスク見学に行きます。


生まれて初めてのモスクです。
シェイク・ザイード・グランド・モスク。




う、美しい〜〜〜!


白とゴールドが青い空に栄えます。
何と静寂で神聖な空気なのだろう…。


清々しい広さです。



女性の見学用衣装を借りて着ていきます。
入り口からは裸足になり中に入らせて頂きます。



世界最大のシャンデリア。
下のカーペットは世界最大の手織りペルシャ絨毯です。
その広さに圧倒されます。
白…と言っても柔らかなアイボリーがものすごく癒されるんですね。
なんて落ち着くんだろうと。
ここに来させて下さって有り難う神様、と心の中で。


名だたる建築家、デザイナーが世界中から集められ、長い時間をかけて何度もデザインを見直し築き上げて行ったと聞きました。柱の角度デザイン、装飾、すべてが計算され尽くした世界で、それが非の打ち所が無い調和を生み出しています。
欧米の教会もいくつか見て来ましたが、教会は権威を感じる場合が多いんですね。
しかしイスラムのこのモスクはとても柔らかで穏やで優しい空気をかもし出していて、日本人にすっと馴染むものを感じました。
至る所の装飾で植物がモチーフになっていて、蓮にも通じる東洋的なものがありました。


これは毎日少しずつ変わる一日のお祈りの時間表の時計。
この時間になると、ここで多くの方がお祈りを始められます。
全部で4万人収容できるとか。
私達がいた時間はこの時間には当たらなく、がらんとしていました。

このモスクを立てたシェイク・ザイードは残念ながらモスクの完成を見ずにお亡くなりになったそうですが、モスクが出来て最初の式典は彼の葬儀になり、ここに埋葬されているそうです。


なんでしょうか…。ここ(UAE)に来てずっと思い出していたのが「ガル」なんです。(ちなみに上海は「竜は黄昏の夢をみる」のキヤとTJでしたw)
ここにいる間すごくインスピレーションやイメージが湧いて来て、なんだろう、少しトリップしたような感覚になりました。ヘブンにいるような。この写真も地面が水辺にも見えるんですよね。塩湖のような鏡の様な。
ガルの原稿は1993〜1997年という間だったんですが、描いている間、こんな感覚の空気感や世界観を感じながら描いていた時の事とシンクロをしたんです。
その頃は頭(意識)がイスラムに飛んでいたのでしょうか。実際は全く実物は知らなかったんですけれど。



ここで女子軍団写真をぱちり。
グレゴリアンチャント…ではないw

その後お土産を買う時間を頂きました。
この国に来て初めてですが、もう見てるだけで満足!


そしていよいよ日本に帰る時間が近づいて来ました。
最後にJODCOの上田さんのお宅で慰労会をして下さるという事で向かいました。アラブでの最後のご飯を頂きます。

みなさんお集りで。吉田さんのお母様も。
上田さんの娘さんはロンドンで育ってマイリトルポニーのアニメが大好きだったとイベント中にお聞きしてました。もう大人でらっしゃいます^^。
奥様が作って下さった料理はどれもすばらしく美味しかったです!
あ〜お寿司が美味しい…!
デザートのプリンも…*^^*
すべてをこなした充実感からでしょうか、癒されます。

今回私達がこのイベントに参加して、果たしてお役に立ったかどうかがとても気になりまして、直接上田さんにお聞きしました。

この国の訪問は初めてでしたが、観光ではなく、日本とUAEの交流振興を深めるイベントに参加させて頂いた事で、「国」という事をすごく意識しましたし、たった10日ではありますが、このUAEという国の成り立ちや空気がおぼろげながら解った気がします。
「ここは来てみないと本当に解らない」という意味がよくわかりました。
初めは自分達がここに来てなんの意味があるのだろうか?と思っていましたが、それはすぐ理解出来ましたし、慣れて行くとその間合いというか空気がだんだん心地よくなっても行きました。
上田さんからは、「今年は大成功でした」とお聞きしてホッとした次第です。
「このイベントに参加された人はその後何らかのいい事があるみたいですよ」
と言われて「本当ですか〜!」と。
今回UAEに来てもう一つの目的の「GoldRing」の宿題は持ち帰るのですが、セドキさんにも日本に来て頂く約束も無事取り付けられましたし(いろいろ上手く行きますように!)
本当によかった。
UAEの方が喜んで下されれば…それがとても大事な事なんですね。
とても素晴らしい経験や機会やきっかけを頂きまして、自分のこれからの人生の明らかに一つのターニングポイントとなる経験になると思います、間違いなく。
日本に帰ると仕事が山積みに待っています。このまましばらくここに滞在したいなぁと思ったりね^^。
最後は「あ〜まだ日本に帰りたくない…」を連発してましたw


最後に皆さんで記念写真で締めくくりました。
本当に有難うございました。


この後、飛行場に向かい、再びエティハド空港で日本への帰路へ。
次の日のお昼に成田に無事に帰って来ました。

つくづく喘息で休まなくて良かった!
結局喘息はアブダビ滞在中に治ってしまいました。

あらためて自分におつかれさん!



※ここに書かれたレポートはあくまでも漫画家姫川明の行動範囲の事です。参加した各人、様々な役目を持って参加しておりますので、これがこのイベントのすべてではありません。
どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

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2013年09月30日(月) 12:34 by Akira Himekawa [ Edit ]