レッドアロー号から降りると、夏休み中の西武秩父は多くの人でとても賑わってました。駅施設も以前来た時より増えて新しくなっていて、少しの月日での変化にびっくり。少しの月日と思ったけどよく考えると以前来たのは2013年。もう4年も経っているとは、その早さにも驚き。

 

西武秩父駅で鷹見一幸先生ご夫妻と待ち合わせ、鷹見先生の運転で三峰へ再訪。

 

霧むす三峰神社は幻想的な佇まい。

 

 

 

凛々しいお犬様。

 

 

以前はこんなに人が多くなかったですが、今やパワースポットで有名になってしまい参拝するにも初詣のような行列が。

 

 

 

 

お犬様 犬神。

 

 

参拝を終えて、川の博物館へ。

やっと着いた〜〜

 

 

ようやく来れました。これを見に来たのです。

 

 

ニホンオオカミにまつわる展示、会場はそれほど広くはないですが充実です。三峰神社から借りて来て展示してるものがいくつもあり。(神社入り口横の資料館は休館してました)

大口真神様を扱う時はいろいろ気を使いますね。触る時、毎度気持ちはみそぎをやってる感じです。沢山いろんな所を回ってただいまパワーチャージ中(*'▽'*)

 

 

 

そしてこちらの展示の中で当方が挿絵を描いた本が置いてあると、ついらんさんが教えてくださり、それは見に来なければと、勿論展示テーマも見たかったので来たのですが。ここは子供向けの本で、狼と7匹の子ヤギや赤ずきんちゃんと一緒に、本の中で有名な狼として「ロボ」なのだと思いますが、たくさんある「シートン動物記」書籍の中から選んでくださってありがとうございます!大変光栄です✨

 

 

 

JRの駅まで送っていただいて帰路につく。

眷属ツアーでした。

鷹見先生、たかまちゃん、今回もありがとうございました〜!

 

 

展示してあった剥製もそうですが現存している日本狼の剥製は状態が良いものが一つも存在しないので、ニホンオオカミがどんな姿だったのか、今知る人は誰もおりません。当時の剥製技術はこれが精一杯だったのかもしれないし、こんな剥製でも構わないっていうくらい、オオカミなんて野良犬と同じくらいの感覚で、当時の大方の日本人にとってはほぼほぼどうでもいい動物だったのだと思います。それがこれらの剥製に現れてる気がします。いなくなってしばらくして、まずいことしたなって、ニホンカワウソもトキもコウノトリも、あの時の後悔があるから今我々はこれ以上日本の国土から消えてしまう動物が出ないように配慮を忘れないのですが、その中でも消えてしまった事が痛恨の極みなのが、ニホンオオカミとエゾオオカミです。

でも秩父の山を見ていると、本当にもういないのかな、いそうだけどなあ、とも思わせてくれます。

 

上野の博物館のオオカミさんは有名ではありますが、こちらは北海道札幌の北海道大学植物園で撮影したエゾオオカミさん。