今少しこまっている事があります。
昔からオリジナル(今でしたらREKIですね)の事を力強く描くと、気持ちはわかるんですけれど必ず「ゼルダを描いて下さい」というメールを頂いてしまうんですね。;;;

トワイライトプリンセスは、私達がオリジナルをやったために描けないのではなく、昨年この作品はR12に指定されたために、学年誌では連載が不可能になった訳です。
うちのサイトに来て下さってた方はその経緯は御存知だと思うんですけれど、新しく来てくれた方は知らない事かもしれませんので、あらためてここでお伝えします。

本当はトワプリは今年の4月から学年誌で連載予定で、編集も私達も小学館もやる気でかまえていたものなのです。ところがR12指定の通知。そのときの喪失感はかなりありましたが、しかし仕方の無い事。そして今連載中の「ココロラボ」の企画が持ち込まれたのです。
しかし又ゼルダは学年誌で再会できると思いますので、楽しみに待っていて下さいね。

それからもうひとつ大事な事があって、ゼルダ=姫川というのは非常にありがたい事ではあるのですが、「ゼルダの伝説」は任天堂の作品であって、厳密には私達のものではありません。(もちろんゼルダに参加しているという自覚は持っています。自分の作品と同等の大事な作品です。^^)
ゲームのシナリオを元に脚色して漫画としてクリエイトしているんですね。
しかし本当は私達は一人の漫画家なので、自分の作品を作り上げていかなくてはなりません。
トワプリがダメになったとき、「このあたりできちんと自立した活動をする時期」と言われたような気がして、転機と感じて気持ちを切り替えたのです。その結果が今に繋がっています。
決してゼルダを嫌いになったとかそういう事じゃないんだよ、と言う事を知っていってほしいなと思ってます。
まだ若い読者さんはちょっとわかりづらい事かもしれないけれど、それは漫画家にとってとても大事な事なんですね。
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