ヒウリ本誌Kindle化(その4)

前記事のまた続き

 

自分達が楽しむために「ヒウリ」を始めたので、犲け瓩鮗茲蹐Δ箸倭瓦思っていませんでした。

 

ハイレベル時代で同人誌の世界でも絵のテクニックは高く、細かいトーンワークを駆使したゴージャスな絵が人気の主流でしたので、こんなシンプルで飾り気のまるでない漫画を読みたい人、いるのだろうか?

 

と思ったら、我々と同じような事を考えていた方がいらっしゃったという事なのか…

〈vol.2 コミケレポート〉

 

意外なくらいの読者さんがついて、気を良くして調子に乗った我々は「ヒウリ」を隔月ペースで次々と描きました。同人誌なのに締め切りを作って、商業雑誌みたいに、20号まできっちり隔月ペースを守っていました。

 

特筆すべきは毎回沢山のお便りをいただいた事でした。

「ファンプラザ」を見てくださるとわかりますが、同人誌のシリーズものに、よく毎回、こんなに熱心に似顔絵やお手紙を下さったものだと…、また当時はワープロもありませんでしたから、全部手書き清書。(清書はほとんど明がやっておりました。驚嘆の根性。これが若さというものでしょうか)

ヒウリ世界に、描く方も、読者さんもみんな巻き込んで一緒に楽しんで作った、という、非常に稀な幸せな経験をさせて頂いたのでした。

 

〈vol.20ファンプラザ扉〉

 

〈vol.21ファンプラザ〉

当時と違って個人情報に対する意識が変わりましたので、ご本名で掲載の方はKindle化に当たってお名前をイニシャルに変更させて頂いております。

当時投稿して下さった皆様に改めて、ほんとに有難うございました。

 

 

5号を出した頃にCOMITIAさんからインタビューのオファーを頂きました。

 

COMITIA10の時ですね。

 

ヒウリの狙いを的確にご指摘頂いて嬉しかったです。

当時はとにかく若くて生意気で、失礼な言動が随所に見受けられ大変お恥ずかしいです;

 

 

ピーク時にはコミケで壁配置にしていただいて行列が出来た時もありました。

この辺りの駆け抜け感、登りつめる勢い感が、15〜20号の本誌にあると思います。

 

 

最初は冗談みたいに気楽に描いていましたが、話が乗ってくるとだんだんシリアス度が増して来るのも自然の流れ。

いわゆる、「キャラが勝手に動き出す」現象です。

 

〈vol.15〉

 

〈vol.20〉

 

敵キャラ霧峨の過去話スピンオフ漫画まで創作意欲が発展し、内容がどんどんハードになりました。

そうなると自然に劇画っぽくなって来るんですね…。

「焔は風の名の如く」(こちらも現在Kindleで購入可能です)をきっかけに商業誌に転向したのは、犹嶇梱瓩鮗,離好董璽犬覇阿したい、発展させたくなったからでした。

 

霧峨の少年時代を描いた「焔は風の名の如く」(全3巻)

1991年の夏コミ〜冬コミの間で上・中・下の3冊450ページを描いて発行。冬コミの締め切りは今思い出しても個人的に伝説に残る修羅場でした。

 四日間ほぼ徹夜で最後はもう死ぬかと…(笑;)

 

シンプルな作りの「ヒウリ」本誌とは違って凝った作り。

マット紙でカバー巻き、というのは当時仕様になく印刷屋さんに掛け合って作りました。印刷屋さんも協力的で。こういうサークルからの要望を吸い上げて〇〇フェアという企画が立っていきました。

 

 

一冊一冊カバーを自分たちで手巻きしたのも良い思い出です。

 

 

全巻カラー折り込みポスター入り。

 

「ヒウリ」と「焔は〜」を全巻印刷して下さったプリンプリントさんは今もうないですが、無理難題にも応じて下さり有難うございました…^^  プリンさんなくなって寂しいな…。

 

 

商業誌を始めると当然ですが忙しくなり、本誌の続きは、隔月だったものが21号から半年に一冊、年に一冊になってしまいましたが、1996年になんとかピリオドを打つことが出来た…というのが一連の流れです。

 

たくさんの方が爛劵Ε雖瓩鬚わいがって下さいました。

 

コミケスタッフの今は亡きイワエモンさんも、毎回新刊をスペースに直接買いに来て下さってました。

 

師匠、先輩、友人知人、たくさんの方が絵やトークを寄稿して下さり、今思うと本当に得がたい事で、感謝の思いです。

 

 

最終号を出した時に、コミックマーケット代表(当時)の故・米沢嘉博さんが「ダ・ヴィンチ」で紹介して下さいました。

「同人誌の歴史に残る」と書いて下さり大変恐れ多いですが、光栄です。

 

コミケがなかったら二人ともおそらく今漫画を描き続けてはいないかも知れません。素敵な「場」を、本当に有難うございます。

 

(普通(?)のサークルですが、現在もコミケには毎回参加しています)

 

 

コンビ結成30年記念といえば、やはり「ヒウリ」ということで、この度 本誌をKindle化することにしました。

 

引っ張り出すと30年前の「本」そのものは古いんですけど、こうして電子化すると何故かあまり古く感じない気がするのがなんだか不思議です。

 

30年前の同人誌をなぜ今電子化したのか、分かって頂くにはちょっと説明しないと…と思って書いていたらえらく長くなってしまいました。我々のヒストリーともなってしまいましたが、最後までお読み下さり有難うございますm(_ _)m

 

よろしかったら気軽に「ヒウリ」世界をお楽しみ下さい!

Kindle著者ページ

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2018年01月20日(土) 23:35 by Akira Himekawa [ Edit ]